“ハラスメント行為の防止を推進する立場”の人物によるパワハラ行為 京都府警本部長の『殺すぞ』発言に国家公安委員長「誠に遺憾」

　「殺すぞ」と部下に発言したパワハラ問題の京都府警本部長。国家公安委員長が「誠に遺憾」と述べました。

　（坂井学国家公安委員長）「都道府県警察の最高幹部であるわけで、ハラスメント行為の防止等推進する立場にある人間が、このような行為をしたことに関しては誠に遺憾」

　１０月４日の会見で「誠に遺憾」と述べた坂井学国家公安委員長。今年８月ごろ、京都府警の白井利明本部長（５６）が勤務中に部下に対して「殺すぞ」などと発言し、警察庁はパワハラにあたると認定。警察庁は本部長を長官訓戒処分とした上で、１４日付で長官官房付とする異動を発表していて、事実上の更迭とみられます。

　坂井国家公安委員長は本部長の指揮や監督が適切に行われ、警察活動が士気高く行われるよう指導したいとしています。