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【ALS嘱託殺人事件】元医師側が控訴審で改めて無罪主張“別の被告の単独犯行で一審は事実誤認”

MBSニュース / 2024年10月4日 17時50分

【ALS嘱託殺人事件】元医師側が控訴審で改めて無罪主張“別の被告の単独犯行で一審は事実誤認”

 難病のALS患者に依頼され殺害した罪などに問われた元医師の裁判。控訴審で元医師側が改めて無罪を主張しました。

 元医師の山本直樹被告(47)は2019年、医師の大久保愉一被告(46)と共謀し、難病のALS患者の林優里さん(当時51)から依頼を受けて薬物を投与し殺害した罪などに問われています。

 一審で京都地裁は「大久保被告が事前に計画を伝え、常駐していたヘルパーに犯行を気付かれないよう山本被告に同行を依頼するなど、従属的な立場であったとはいえ重要な役割を担った」などとして懲役2年6か月の判決を言い渡し、山本被告側が控訴していました。

 10月4日に始まった控訴審で弁護側は、大久保被告単独の犯行で一審は「事実誤認」で無罪だとしたうえで、有罪だとしても「量刑が不当だ」などと主張しました。

 山本被告は大久保被告らと共謀して自身の父親を殺害した罪で懲役13年の刑がすでに確定しています。

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