日本維新の会 大阪のほぼ全ての小選挙区で比例との重複立候補を認めず 党内でごたつく自民党に先手を打つ狙いか【衆院選】

　維新は大阪のほぼ全ての小選挙区で比例との重複立候補を認めないと発表です。

　衆議院選挙が１０月２７日にも予定されるなか、「裏金問題」の尾を引く自民党。石破茂総理はいわゆる「裏金議員」に対し小選挙区と比例代表の重複立候補を認めない方針を示しているものの、安倍派の議員などから反発の声が上がるなど党内は揺れています。

　こうした状況の中、日本維新の会・藤田文武幹事長は、大阪の小選挙区のうち９区を除く１８の区で比例代表との重複立候補を認めないことを発表。党内がごたつく自民党をしり目に維新が先手を打った格好です。また、４つの選挙区では、公明党との直接対決を控えていることも念頭にあるとみられます。

　（日本維新の会　藤田文武幹事長）「公明党の４つの選挙区についても全勝を目指すことでやってきました。我々としても覚悟を見せて背水の陣で臨むことを有権者に示したい」

　一方、立憲民主党が「裏金議員」の選挙区で野党候補を統一するよう呼びかけていることについて、藤田幹事長は既に候補者の擁立を決めている選挙区以外では調整を行う可能性があることを示唆しました。