「文化包丁で男性を傷つけた」中国人観光客への強盗傷害容疑で２３歳男を書類送検 事件前には近くの路上で女性を刃物で脅した疑い

　大阪で中国人観光客が刃物で切り付けられ、金銭を要求された事件。別の脅迫事件で逮捕された男が関与したとして書類送検されました。

　強盗傷害の疑いで書類送検されたのは、住居不定の２３歳の男です。警察によりますと、男は７月２２日未明、大阪市此花区の路上で、中国人観光客の男性（５３）に文化包丁で切り付け、「マネーマネー」と金銭を要求。左腕などに全治１週間のけがをさせた疑いが持たれています。

　男はこの事件の１時間半前に近くの路上で女性を刃物で脅した疑いで逮捕されていて、警察が関連を調べていました。

　取り調べで男は、中国人観光客への強盗傷害事件について「文化包丁で男性を傷つけた」と容疑を認め、男が供述したとおりの場所で犯行に使われたとみられる文化包丁が見つかるなどしたため、警察は容疑者と特定したということです。