大阪メトロの座席に“無色無臭の薬品”…乗客が尻に化学熱傷を負った疑い 警察は傷害事件も視野に捜査

　１０月１０日夜、大阪メトロ谷町線で座席に何らかの薬品がかけられ、乗客の男性が軽傷を負いました。やけどをした疑いがあるということです。

　１０日午後９時半ごろ、大阪メトロ谷町線の大日駅行きの電車内で「シートに薬品がかけられて、座っていた乗客がやけどした」と駅員から１１０番通報がありました。

　警察などによりますと、天満橋駅から乗った５７歳の男性が座席に座っていたところ、尻が痛くなり、都島駅で降りて駅員に申告。病院へ運ばれましたが、尻に化学熱傷を負った疑いがあり、軽傷だということです。

　座席には無色無臭の何らかの薬品が付着していたということで、警察は傷害事件も視野に調べを進めています。

　大阪メトロは車内点検などを強化するとしています。