「劇場型詐欺」で被害者を信じ込ませたか 交通事故の関係者や弁護士に“容疑者たちがなりすます” 男女５人逮捕

　交通事故を装い現金をだまし取った疑いで男女５人が逮捕された事件で、５人はいわゆる「劇場型詐欺」の手口で被害者を信じ込ませていたとみられています。

　詐欺の疑いで逮捕された長野えみ容疑者（４２）と、小島愛子容疑者（４０）、角野綾子容疑者（４３）、長野直樹容疑者（４７）、石井加奈子容疑者（４２）の計５人は２０２２年、大阪府内に住む２０代の女性に「交通事故を起こし、賠償金が足りない」などとうそを言い、現金２１０万円をだまし取った疑いが持たれています。

　警察によりますと、女性と知人だった石井容疑者が事故を起こしたとうそをつき、その後、長野直樹容疑者が弁護士、角野容疑者が事故の関係者になりすますいわゆる「劇場型詐欺」の手口で被害者をだましていたとみられています。

　長野直樹容疑者は１０月１７日に死亡していて、病死とみられています。