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維新“大阪全勝”は有権者が『与党』に厳しい目を向けた結果か 全体的な議席減について吉村共同代表「大阪の外では期待値を受けることができなかった」【衆院選】

MBSニュース / 2024年10月28日 18時30分

維新“大阪全勝”は有権者が『与党』に厳しい目を向けた結果か 全体的な議席減について吉村共同代表「大阪の外では期待値を受けることができなかった」【衆院選】

 10月27日に投開票が行われた衆議院選挙で、大阪の小選挙区では、日本維新の会が全勝。3年前の衆院選のような“維新旋風”が巻き起こったのでしょうか?

 大阪16区で初当選した日本維新の会の新人・黒田征樹さん。当選から一夜明け、28日朝、選挙区の有権者に向けて駅前に立ち、お礼を伝えました。

 (維新・新人 黒田征樹さん)「皆さまにお力をいただき心から感謝を申し上げます」

 堺市議から鞍替えした黒田さん。公明党や立憲民主党の候補を抑え、2位と約8000票差で勝利しました。議員としての実績がありながらも、今回の選挙戦は「厳しい戦いだった」と振り返ります。

 (維新・新人 黒田征樹さん)「(選挙活動中)様々なお声もいただきました。自分自身に投票してくださった数よりも、僕に投票しなかった方が圧倒的に多いわけでありまして、これは今の維新に対する評価だと思います」

 大阪の19ある小選挙区全てで勝利した維新。3年前の衆院選では大阪を中心に“維新旋風”を巻き起こし、圧倒的な強さを見せました。今回も大阪の数字だけを見ると“維新の風”が吹いたようにもみえますが、実は有権者が「与党」に対して厳しい目線を向けた結果だったようです。

 大阪19区で出馬した自民党公認の谷川とむさん。派閥の政治資金パーティをめぐる問題で188万円を政治資金収支報告書に記載していませんでした。今回、比例代表との重複立候補が認められず、背水の陣で挑みましたが、維新の候補に及びませんでした。

 (自民・前職 谷川とむさん)「党本部の執行部に思うことはたくさんありますが、選挙で負けたときは基本的に自分のせいなので。いろいろ思うことはあるけれども、今回の敗因は自分の力不足」

 一方、公明党も大阪で2009年から守ってきた4つの小選挙区全てを失いました。

 (公明・新人 山本香苗さん)「本当に申し訳ございません」

 “常勝関西”で大敗を喫した原因もやはり、連立を組む自民党の「裏金問題」や「非公認候補側への2000万円支給問題」といった“政治とカネ”だったようです。

 (公明党大阪府本部 石川博崇代表)「自民党は(2000万円は)選挙戦で使うものではないと後追いで説明されましたが、このことについてもっとしっかりと有権者にご説明していただくことが必要だったのではないかと感じています。終盤戦で出た、大きく報じられたことでございますので、影響はあったと思います」

 今回の選挙結果について10月28日、吉村洋文共同代表は...

 (維新 吉村洋文共同代表)「積極的に何か強く支持されてというよりは、自民党よりはまともな政治をやっているという評価ではないかと思っています。大阪から一歩外に出れば、期待値は立憲民主党や他の政党が受けて、維新としてそこをなかなか受けることができなかった。それが結果として全体の議席減につながっている」

 全国でみると議席数を減らした維新。野党第一党への道のりはまだまだ険しそうです。

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