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プレサンス元社長・山岸忍さん「私がやらねば、また同じような冤罪が起こってしまう」 冤罪事件めぐる国家賠償訴訟で最後の意見陳述

MBSニュース / 2024年10月29日 17時45分

プレサンス元社長・山岸忍さん「私がやらねば、また同じような冤罪が起こってしまう」 冤罪事件めぐる国家賠償訴訟で最後の意見陳述

 大阪地検特捜部による冤罪をめぐる国家賠償訴訟。無罪が確定した元社長が最後の意見陳述です。

 「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さん(61)は、学校法人の土地取引などをめぐる横領事件に関与したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、2021年に無罪が確定。捜査の違法性を訴え、国に賠償を求める裁判を起こしています。

 10月29日に行われた山岸さんの最後の意見陳述では…

 (山岸忍さん)「検察庁に自浄作用がないのであれば、私がやらねば、また同じような冤罪が起こってしまいます。いままでの裁判の中で、なぜ冤罪が生まれたのかについて、多くのことを明らかにすることができました」

 事件をめぐっては、特捜部が山岸さん立件の根拠とした元部下の供述が、田渕大輔検事(52)による恫喝的・脅迫的な取り調べによって得られたことが判明。取り調べの録音・録画の一部が法廷で公開されましたが、最高裁は10月、田渕検事が机をたたいた部分や、「検察なめんなよ!命賭けてるんだよ!」「有罪ですよ、確実に」などと恫喝した部分を含む約17時間分を追加で提出するよう国に命じました。この追加分の一部が12月の裁判で公開される見込みです。

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