堺市と更生支援団体などが“全国初”の連携協定 滋賀で保護司が殺害された事件を受けて

　切れ目のない更生支援で再犯の防止を目指す。堺市が民間団体と全国初の連携協定です。

　堺市と連携協定を結んだのは、大阪刑務所と市保護司会連絡協議会など、矯正施設から出所する人の更生を支援する６つの団体です。

　今年５月、滋賀県大津市で保護司の男性（６０）が立ち直りを支援していた男に殺害された事件を受け、堺市は保護司会連絡協議会から聞き取りを行い、必要な支援の提供に向けて協議を進めてきました。

　今後は関係団体とのつながりを強化したうえで、休日や夜間に支援対象者と面会する際は自宅など保護司のプライベートな場所だけでなく、公共施設を提供できるようにするなど、保護司が不安なく活動できる環境をつくりたいとしています。