“トクリュウ”の実行犯か 闇バイトに応募し特殊詐欺に関与した疑いで会社員の３６歳男を逮捕

　闇バイトに応募し特殊詐欺事件に関与したとして、男が逮捕されました。“トクリュウ”の実行犯とみられます。

　電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、千葉県市川市の会社員・樋口裕佑容疑者（３６）です。警察によりますと、樋口容疑者は今年７月、複数の人物と共謀し、区役所の職員を名乗り東京都杉並区の女性（８６）に「医療費の還付金がある。手続きがまだ済んでいない」とうそを言って口座に約１９１万円を振り込ませた疑いなどがもたれています。

　樋口容疑者はＳＮＳで高額とうたう闇バイトに応募し、１２件の詐欺事件に関与したとみられます。樋口容疑者は調べに対し「４００万円の報酬があった」と容疑を認めているということで、警察は匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる“トクリュウ”の実行犯の１人とみて余罪を調べています。