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「死に方を考えてほしかった。私は何年も人殺し扱い」元妻が野崎氏の死について述べる【紀州のドン・ファン殺害事件】

MBSニュース / 2024年11月15日 18時0分

「死に方を考えてほしかった。私は何年も人殺し扱い」元妻が野崎氏の死について述べる【紀州のドン・ファン殺害事件】

 「紀州のドン・ファン」殺害事件の裁判。元妻は「死に方を考えてほしかった」と述べました。

 須藤早貴被告(28)は2018年、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた夫で資産家の野崎幸助さん(当時77)に、何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われていて、これまでの裁判では無罪を主張しています。

 被告人質問3日目の11月15日、野崎さんが死亡する前の須藤被告の検索履歴について、検察官が問いただします。

 (検察官)「サイコパス診断という検索履歴がある。あなた自身は自分がサイコパスだと思ったことは?」
 (須藤被告)「思わないです」
 (検察官)「(「老人 完全犯罪」の履歴について)老人と打つ時に、野崎さんは全く思い浮かべなかった?」
 (須藤被告)「はい」

 『覚醒剤 死亡』という検索については、“死因が覚醒剤の過剰摂取の可能性が取りざたされたことがある著名人のことが気になった”と説明しました。

 野崎さんが亡くなった後、6000万円を超える資産を得たとされる須藤被告。多額のお金をどうしたのか問われると…

 (検察官)「大きい買い物は何かあった?」
 (須藤被告)「車を買いました」
 (検察官)「ポルシェの車?」
 (須藤被告)「はい」
 (検察官)「ハーレーダビッドソンも?」
 (須藤被告)「180万円ぐらいのを1台です」
 (検察官)「美容整形はした?」
 (須藤被告)「しました」
 (検察官)「総額はいくらか?」
 (須藤被告)「数百万円単位」

 野崎さんの死について感情を問われた際は…

 (須藤被告)「死体を見たことが初めてだったからびっくりした。どちらかというと、“無”です」
 (検察官)「野崎さんが死んだことについてどう思う?」
 (須藤被告)「目の前にいるなら、文句は言ってやりたいぐらいです」

 弁護人から「いま野崎さんがいると思ってその文句を言ってみてください」とたずねられた須藤被告は、10秒ほど沈黙したあと、次のように述べました。

 (須藤被告)「もうちょっと“死に方”を考えてほしかったというか、社長(野崎さん)があのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので」

 裁判は次回で結審し、判決は12月12日に言い渡される予定です。

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