“SNS戦略明かしたコラム”めぐり斎藤知事が取材に応じる「公職選挙法に違反するような事実はないと認識」と繰り返す

　東京で全国知事会に出席した兵庫県の斎藤元彦知事は、会議後に大勢の記者らに囲まれました。

　「今回の件について、公職選挙法違反になるような事はないと認識しています。ＰＲ会社に対しては、ポスターの制作を依頼したという事実だと思います。制作費として７０万円を支払っています。」（斎藤元彦知事）

　斎藤知事の選挙戦をめぐり、ネット上に投稿されたコラムの内容から、公職選挙法違反にあたるのではないかと指摘する声もある中、斎藤知事は記者らの質問に答えました。

　「（契約書の内容はどんな内容だったんでしょうか？）ポスターの制作等です。そちらについても代理人の方が整理をしています。」

　「（すでにそのお金は払っているんですか？）はい、払っています。」

　「ＳＮＳの運用は斎藤事務所が主体的にやっていて、（ＰＲ会社社長は）ボランティアとして個人で参加されたと認識しています。」

　「（ボランティアとおっしゃいましたね？）この件は、代理人に対応をお願いしていますので、そちらにお問い合わせをいただければと思います。私としては公職選挙法に抵触するような事はないと認識しております。」

　「（無償で１ヵ月半やってきたということなんでしょうか？）繰り返しになりますが、公職選挙法に違反するような事実はないと言うふうに認識しています。」

　違反はない、と繰り返した斎藤知事。７０万円あまりの支払いは、ポスター制作の対価だと話しました。

　「（斎藤さんを応援するアカウントは誰が運営していたんでしょうか？）ちょっとそこはわからないですけれども、あくまでＳＮＳ関連については、ボランティアの方々で運営をしていたということですね。」

　「（あのようなブログを出す事は知っていましたか？）私自身は知りません。いずれにしましても公職選挙法に違反するような事実は無いと認識しています。今後の対応は弁護士と相談しながら対応していきたい。」

　一方、コラムを投稿したＰＲ会社の社長はこれまで、取材に応じていません。