【瞬間映像】転覆した船の中から「海猿」が生存者を救助 神戸市の沖合で起きた貨物船と押船の衝突事故

　転覆した船の中から「海猿」が生存者を救出しました。

　（潜水士）「今から行くからな、待っとって」

　転覆した船の捜索に向かうのは海上保安庁の救助のスペシャリスト「海猿」。海に潜り、船内にたどり着くと生存者の姿が。

　（潜水士）「ちょっと寒いですけど、１回海の中に入りますので。よく頑張りましたね」

　１１月２３日、神戸市兵庫区の沖合で貨物船と他の船を押す押船が衝突する事故があり、押船が転覆。今回、公開された映像は事故から約７時間後に撮影されました。

　乗組員は、船の底にある部屋の空気が残った部分に取り残されていてけがもなく、自力で動けることを確認すると、潜水用のマスクをつけてもらい一緒に海に潜ります。そして…

　（潜水士）「ＯＫ！」

　無事に救出されました。

　海上保安庁によりますと、国内で起きた船舶事故で転覆した船の中から生存者が救出されるのは９年ぶりということです。