斎藤知事・知事選の収支報告書が公開 PR会社への支払い「後援会経由」と判明 一部金額が不記載 代理人「告示前の政治活動費だ」

　兵庫県の斎藤元彦知事の選挙運動費用の収支報告書が公開され、公職選挙法違反の疑いが指摘されているPR会社への支払いが、後援会経由で行われていたことが分かりました。

　兵庫県知事選で再選した斎藤知事をめぐっては、県内のPR会社の社長がネット上のコラムで陣営のSNS戦略について、「監修者としてコンテンツ企画などを責任を持って行った」などと投稿し、公選法違反の疑いが指摘されています。

　斎藤知事側は、PR会社にポスター制作費などの名目で70万円あまりを支払ったことを認めていますが、3日に公開された収支報告書には、PR会社の記載はなく、費用は「後援会」経由で支払われていたことがわかりました。

　また、収支報告書にはPR会社に支払った約70万円のうち40万円程度しか記載されておらず、代理人弁護士は「記載されていない金額は告示前の政治活動費だ」と説明しています。