「メリークリスマス！」北欧パビリオンに本場のサンタ！？建設作業員にプレゼント チケットの売れ行きはいまひとつ…でも準備着々【万博】

　１２月に入りクリスマスムードが高まってきました。万博会場には本場、北欧からサンタクロースがやってきました。

　「メリークリスマス！」

　フィンランドからやってきたサンタクロース。来年の大阪・関西万博でノルウェーなど５か国が共同で出展するパビリオンの建設現場で、作業員にクリスマスプレゼントを手渡しました。

　ただ、万博自体の盛り上がりはいまひとつといったところです。入場チケットの前売り販売枚数は目標の約５３％にとどまり（１１月２７日時点）、国は機運醸成のためにさらに約２９億円を投じることにしています。

　そんな中、積極的にＰＲを進めている国の１つがオランダです。４日、万博の『ナショナルデー』で「インクルージョンダンス」を披露すると明らかにしました。

　年齢や性別、障がいがあるかないかにかかわらず、みんな一緒になってステージで踊るもので、多様な人々が集まる場をつくるというパビリオンのコンセプトを表しているといいます。

　パビリオンも順調に建設中ですが、すでに閉幕後を意識しているそうです。

　（記者リポート）「柱に貼られたこちらの二次元バーコードですが、再利用を見据えた取り組みの１つだといいます」

　バーコードを読み取ると、部材の位置や寸法が描かれた図面が現れます。建物を移設したり別の建物に転用したりしやすくするのが狙いです。

　（淺沼組オランダパビリオン新築工事・山下哲一所長）「私も初めてやる経験ですので、１つ１つの部材に愛着を感じながら仕事するのは何となく不思議な気持ちですけども、無駄がないことにつながると私は理解していますので、ぜひ次に役に立てばいいなと思います」

　課題と期待を抱えながら準備が進む万博。開幕まであと１３０日です。