大阪・ミナミの「グリ下」居場所のない若者が希望するのは『宿泊先』アンケートで半数以上が回答 市が“年齢制限なし”の宿泊施設を新たに確保へ

　居場所のない若者の宿泊先の確保に向けて、大阪市が動き出しています。

　大阪・ミナミの戎橋の下は「グリ下」と呼ばれ、学校や家庭に居場所のない若者らが集まります。

　大阪市は今年９月、実情を把握し、より適切な支援につなげようと、若者らが自由に出入りできる施設をグリ下近くで運営する支援団体と連携協定を締結。

　支援団体が４日に発表したアンケート結果によりますと、施設の利用者２００人のうち、希望する支援として「宿泊」を答えた割合が約５４％と、半数あまりに上ったということです。

　この結果を受けて大阪市は、今後さらに宿泊支援を広げていきたい考えで、１２月中に年齢制限なしの宿泊施設を新たに５部屋、浪速区内に設けるとしています。