「またさらに自由を奪うのか」2歳児死亡めぐり逆転無罪の男性…検察の上告を受け訴え「すべきことは謝罪と検証」
MBSニュース / 2024年12月12日 16時55分
逆転無罪を勝ち取った男性の裁判。検察が判決を不服として最高裁に上告しました。
(今西貴大さん)「6年も人の自由を奪っておいて、またさらに自由を奪うのでしょうか」
今西貴大さん(35)は2017年、養子の希愛ちゃん(当時2)の頭に何らかの暴行を加え死亡させたなどの罪に問われていましたが、一貫して無実を主張。1審の大阪地裁は懲役12年の有罪判決を言い渡しましたが、2審の大阪高裁は11月、希愛ちゃん(当時2)の頭の表面に外傷がなかった点などを重視し、一転、無罪を言い渡しました。
今西さんの弁護団らは検察に上告を断念するよう署名活動などをしていましたが、大阪高検は12月12日付で判決を不服として最高裁に上告したということです。
これに対し、今西さんらは抗議の会見を開きました。
(今西貴大さん)「これまでのえん罪事件から何を学んできたのでしょうか。完全無罪が出たいま検察がすべきことは謝罪と検証です」
大阪高検は「適正な判決を求めるため、上告の申立てをした」とコメントしています。
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