【速報】「クーデターと3月25日くらいに報告」斎藤知事の“最後の証人尋問” 「文書に対する対応は全体として問題ない」「外部通報の保護用件である真実相当性をみたさない」と改めて強調
MBSニュース / 2024年12月25日 16時15分
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑を調査する百条委員会で、25日午後3時から斎藤知事への最後の証人尋問が行われています。斎藤知事はこれまで県の対応について「適切だった」としていますが、改めて「文書に対する対応は全体として問題ない」「外部通報の保護用件である真実相当性をみたさない」と強調しました。
▼斎藤知事「外部通報の保護用件である真実相当性をみたさない」「対応は全体としては問題ない」
斎藤知事は告発文書への対応について「法律の中で今回の3月20日の文章に対する対応は全体としては問題なかった」と改めて強調しました。斎藤知事は告発文書について「明らかに誹謗中傷性が高いと認識した。真実相当性の要件である、客観的な証拠や供述も添付されていなかった。3月25日の聴取の中で噂話を集めて作成したと本人が言っている。外部通報の保護用件である真実相当性をみたさないというのが今の見解」と話しました。
▼斎藤知事「クーデターと3月25日あたりに報告を受けた」
斎藤知事は、3月に告発文書の調査についてどのような指示を出したか質問されると「職員の名前や企業、具体的な個人名が出され、その方への誹謗中傷性が高い文章だったのでしっかり調査するようにと指示した記憶がある」などと話しました。
そのうえで、幹部らが元県民局長に会いに行くことをなんと言って了承したか問われると、斎藤知事は幹部から「公用メールを確認等するなかで、元県民局長が作成・流布した可能性があるので、本人に事情を聞きにいくなど含めて対応したい」と聞かれたので、「適切に対応してください」と答えたと証言しました。
さらに斎藤知事は「公用パソコンのメールを調べる中で、「クーデター」という言葉が出てきているのも、確か3月25日あたりには出てきていると報告を受けた。職員同士が分断するようなことは遺憾だと思うし、ひいては県政の土台を揺るがしかねないことに繋がったとすれば、県政としても非常にリスクがあったと思う。片山副知事はその意味も含めて、私に『クーデター』と言ったのかもしれない」などと話しました。
▼斎藤知事「第三者委の進言について記憶では進言された認識はない」
委員から、第三者による調査を進言されたか聞かれると、斎藤知事は「第三者委員会が議論の中で出たことはあるかもしれないが、私の記憶では進言されたという認識はない。むしろ懲戒処分に関することだから、人事課が内部調査として人事部当局が調査するのが適切だと、むしろ進言をうけたと記憶している」などと話しました。
斎藤知事は「公益通報の結果を待たずにやれといった記憶もない。非違行為が判明した以上、手続きにそって処分することが、ある意味、必然の流れだったと当時の担当者も言っている」などと話しました。
▼「誹謗中傷性の高い文書の作成流布に加えて、『クーデター』という言葉がでてくるような状況は看過できない状況だと認識」
斎藤知事は最後の証人尋問を終えて取材に応じ、告発文書が公益通報ではなく、不正目的だと判断した点について「片山副知事から3月25日に「クーデター」という言葉が出てきてますという報告を受けたのが、不穏当な動きがあると認識した最初。誹謗中傷性の高い文書の作成流布に加えて、「クーデター」という言葉がでてくるような状況は看過できない状況だと認識だというのが、3月25日の認識」と改めて説明しました。
またパワハラ疑惑について「百条委員会や第三者委員会でハラスメントも調査されていくと思うが、ハラスメントの認定については司法の場等でされていく」などと話しました。そのうえで、百条委からの指摘を受け、改めるべきだと思った点について聞かれると「しっかり県政を運営していくために感謝の気持ちを含めて、もっとしっかりコミュニケーションを図るべきだと」などと話しました。
今後の対応については「常に公益通報の是正の提案の中の対応をさせていただいている面がある。そこをしっかりベースにしつつ、議会の調査、特別委員会の結果、第三者委員会の結果など、年度内に出るのであればそれを踏まえ、県としての対応をしていきたい」としています。
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