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【速報】「ワンチームで県政運営を」兵庫県・斎藤知事が幹部らを前に年頭挨拶「風通しの良い職場づくりをしたい」「未来を切り拓くチャレンジの1年にしたい」

MBSニュース / 2025年1月6日 10時20分

【速報】「ワンチームで県政運営を」兵庫県・斎藤知事が幹部らを前に年頭挨拶「風通しの良い職場づくりをしたい」「未来を切り拓くチャレンジの1年にしたい」

 1月6日、兵庫県の斎藤知事は仕事始めに合わせ、再選後初めてとなる年頭挨拶を幹部らの前で行い、2025年を「兵庫の未来を切り拓くチャレンジの1年にしたい」と抱負などを話しました。

 (斎藤知事)「今年の年末年始は最大で9連休、私も家で休ませていただきました。去年11月に知事として2期目をスタートさせましたが、不在の間、県政を支えていただき感謝申し上げたいと思います。皆さんと思いを共有しながらワンチームで県政運営をしていきたい」

 このように話したうえで、「大切なのはコミュニケーションです。幹部職員や中堅・若手職員の皆さんとの対話の場を充実させていきたいと思います」などと話しました。


▼阪神・淡路大震災からまもなく30年「次世代へ語り継ぐ重要性」触れる

 また、挨拶の中では今年の1月17日で30年の節目を迎える阪神・淡路大震災について、「発災時、私は高校生で愛媛県の松山市にいました。故郷神戸が地震に見舞われたという一報を得て、実家へ戻りました時に神戸の街並みが大変な被害に遭っていたとことを鮮明に覚えています」などと話しました。

 また当時について、「県民の皆さんが一丸となって復興に取り組んでいるという時期でございました。東日本大震災での経験とあわせまして、私自身の災害対応に対する考え方の根幹になっております。30年経つと世代が入れかわり、記憶は風化すると言われています。この間、職員の皆さん、全ての皆様が歩んでこられた創造的復興の道のり、そして、その経験と教訓をしっかりと次の世代に伝えていくということが大事です」などと、次の世代へ震災の教訓を語り継ぐ重要性に触れました。


▼万博後「持続可能な地域づくりの原動力として発展させたい」

 さらに、今年4月に開幕する大阪・関西万博についても触れ、「多くの方々がこの関西を訪れるこの機会を捉えて、兵庫の取り組みを国内外に発信していくということが重要です。兵庫にこんな素晴らしいものがあるんだということを知っていただき、ですので、万博後も持続可能な形で地域作りの原動力として、継続発展させていただきたいというふうに考えております」などと話しました。


▼「兵庫の未来を切り拓くチャレンジの1年にしたい」

 最後に斎藤知事は「今年は巳年になります。巳は脱皮して強く成長するという姿ですから、古代から再生や永遠の象徴とも言われています。新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年とも言われています。これまでの3年間、人手不足対策や子育て医療介護の充実など取り組みを重ねてきました。これまでの歩みを止めることなく、皆様とともに兵庫の未来を切り拓くチャレンジの1年にしたいと考えています」などと今年1年への決意を語りました。

 斎藤知事を巡っては、パワハラなどの疑惑を調査する百条委員会で、去年12月25日、最後の証人尋問が行われ、これまで県の対応について、改めて「文書に対する対応は全体として問題ない」「外部通報の保護用件である真実相当性をみたさない」と改めて強調していました。

 斎藤知事は告発文書について「明らかに誹謗中傷性が高いと認識した。真実相当性の要件である、客観的な証拠や供述も添付されていなかった。3月25日の聴取の中で噂話を集めて作成したと本人が言っている。外部通報の保護用件である真実相当性をみたさないというのが今の見解」と話していました。

 一方で、元県民局長の私的情報とされる内容がSNSで流出していることについて、第三者委員会を設置し検討するとしていましたが、去年最後の定例会見で、「年明けの早い時期に立ち上げ、ということで準備をしています」と話していました。

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