雪かきに追われる近畿北部 １１日昼前にかけて中部や南部でも山地を中心に大雪のおそれ 路面の凍結に十分注意

　この冬一番の強い寒気の影響で、近畿地方は１月１１日（土）昼前にかけて中部や南部でも山地を中心に大雪となるおそれがあります。

　最大２５ｃｍの積雪を観測した兵庫県香美町では、１０日朝、歩道に積もった雪の上を注意深く歩く人の姿が見られました。

　（住民）「年に１回はこれぐらいは積もるので、そんな日が来たかなと」

　兵庫県豊岡市の最大積雪は３４ｃｍ。城崎温泉でも雪かきに追われています。

　（住民）「きのうもちょっと積もって多少雪かきしたんですけど。（Ｑ手袋つけずに寒くない？）寒いですけど、手袋をつけている時間さえもったいないんで」

　近畿で最も多い積雪は、午前１１時時点で、兵庫県香美町兎和野高原で７０ｃｍ。京都府京丹後市峰山では２７ｃｍとなっています。一方、京都市でも、今季初めて１ｃｍの積雪を観測しました。

　近畿地方は１１日昼前にかけて大雪となる見込みで、あす朝までに降る雪の量は多いところで、北部の山地で６０ｃｍ、中部の山地で５０ｃｍ、北部の平地で４０ｃｍと予想されています。普段雪の少ない中部や南部でも山地を中心に大雪となり、南部の平地でも積雪となるおそれがあります。

　気象台は積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意するよう呼びかけています。