「ＳＮＳ監修はＰＲ会社に…とＬＩＮＥが届いた」斎藤知事陣営のＳＮＳ戦略めぐり神戸市議が新証言 知事は「法に抵触した認識はない」

　知事選挙のＳＮＳ戦略をめぐり、兵庫県の斎藤知事が公職選挙法違反の疑いで刑事告発されている問題に新証言です。

　（神戸市・上原みなみ市議のＹｏｕＴｕbｅより）「動画編集できるスタッフがいないので助かりますと言われ、その場で試しに撮影してほしいと依頼され、１本動画を作りました。しかし翌日６日朝、広報担当者Ｋ氏から、ＳＮＳ監修は（ＰＲ会社に）お願いする形となりましたというＬＩＮＥが届きました」

　神戸市の上原みなみ市議会議員は１月１４日配信した自身のＹｏｕＴｕｂｅで、去年１０月の兵庫県知事選を前に斎藤知事の陣営に動画の撮影や編集を提案したところ、「ＳＮＳ監修はＰＲ会社に依頼する」として、断られていたことを明らかにしました。

　知事選をめぐっては、選挙運動を含む広報全般を企画・立案し、実行したとする兵庫県内のＰＲ会社の社長に、斎藤知事が７０万円あまりの報酬を支払ったとして、公選法違反の疑いで刑事告発されています。

　知事側は、報酬はポスター制作費などで「ＳＮＳはボランティアとしてなされた」などと説明していました。

　食い違う証言について斎藤知事は…

　（兵庫県　斎藤元彦知事）「投稿された動画を見ていないのでコメントする状況にはない。全体としては公職選挙法などに抵触することをしたという認識はないことに変わりはない」

　一方、上原市議は動画の中で、陣営側とのやりとりが“流出”していたことについて触れ、「内容を提供したのは自分ではない」と主張しています。