花火の後に放たれる火 奈良・若草山で伝統行事「山焼き」 約１９万人が訪れる

　奈良の若草山では、冬の伝統行事「山焼き」が行われました。

　１月２５日、色鮮やかな打ち上げ花火が夜空を彩ります。その花火を合図に、松明を持った消防団員らが一斉に山に火を放ちます。奈良市にある若草山の山焼きは江戸時代を起源とし、山頂にある古墳の霊を鎮めるための祭礼として始まったとされています。現在では、３月下旬の山開きを前に枯草などを焼き払い火災を防ぐ目的もあります。

　（訪れた人）「春の訪れを感じました」
　（訪れた人）「迫力が違いますね。よかったです」

　今年は約１９万人が訪れ、古都の風物詩に見入っていました。