【速報】斎藤知事のパワハラ疑惑など調査する兵庫県議会の百条委始まる 今月死亡した竹内英明元県議に黙祷

　兵庫県の斎藤元彦知事のパワーハラスメントの疑惑を調査する百条委員会。議論が大詰めを迎えつつある中、1月27日午前10時半ごろに会合が始まり、冒頭には1月亡くなった元兵庫県議の竹内英明さん（50）への黙祷が行われました。

　竹内元県議は百条委の委員も務めていましたが、SNS上での誹謗中傷が相次いだことで、去年11月に議員辞職していました。1月18日夜に死亡が確認され、自殺とみられています。


▼議論は大詰め　2月の県議会本会議に調査報告書提出へ

　元西播磨県民局長が兵庫県・斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した文書について、調査を続けている兵庫県議会の調査特別委員会（百条委員会）。斎藤知事が去年11月の出直し知事選で再選した後も、調査を続けています。

　元県民局長が作成した告発文書では、斎藤知事による業務時間外のチャットでの指示などが、パワハラの具体例として挙げられていました。

　2023年4月～去年3月の1年間で、幹部職員らに対し知事が送信者または受信者となっている投稿は、全部で4885件あり、このうち半数近くの2165件の投稿が、深夜・休日などの業務時間外のものだったことも判明しています。

　また告発文書には、斎藤知事が出張先で、出入口の20mほど手前で公用車から降ろされた際に、職員らを叱責したとの指摘もありました。

　百条委の調査報告書は、今年2月に始まる県議会の本会議で提出される見込みです。