大阪・西成区の路上で男性の背中を複数回刺し殺害しようとしたか ベトナム人の20歳男を逮捕 逮捕者は計3人に 残る1人は依然逃走中

　去年12月下旬、大阪市西成区の路上でベトナム人男性（25）が背中などを刺されケガをした事件をめぐり、警察はベトナム人の男（20）を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

　殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、ベトナム人の住居不定・解体業のアルバイト、グエン・スアン・ハウ容疑者（20）です。

　警察によりますと、グエン容疑者は、すでに逮捕されているベトナム人の男女2人と共謀し、去年12月27日午後10時ごろ、大阪市西成区の路上で、知人のベトナム人男性（25）の背中などを、刃物のようなもので複数回刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。

　男性の背中には肺にまで達する刺し傷があり、全治1か月のケガをしたということです。

　付近の防犯カメラには、男性がグエン容疑者らを含む4人から追いかけられる様子が映っていて、男性にケガをさせたのはグエン容疑者とみられるということです。

　取り調べに対しグエン容疑者は「金銭トラブルがありました。殺すつもりはありませんでした」と加害行為は認めているものの、殺意は否認しているということです。

　警察は、まだ逃走を続けている残る1人の行方を追っています。