岩礁に緊縛遺体 殺人の疑いで27歳男を再逮捕 顔面に布テープ巻きつけ窒息死させたか 遺体発見現場と違う岸壁から遺体を海に投げる様子も防犯カメラに…

　大阪府貝塚市の岩礁で、顔や両足にテープが巻かれるなどした男性の遺体が見つかった事件をめぐり、死体遺棄などの疑いで逮捕されていた男1人が、殺人の疑いで再逮捕されました。

　殺人の疑いで再逮捕されたのは、飲食店経営の中村僚希容疑者（27）です。

　警察によりますと、中村容疑者は去年10月、アルバイトの宮城竜斗さん（当時26）の顔面に布テープを巻きつけ窒息死させた疑いが持たれています。警察は中村容疑者の認否を明らかにしていません。

　宮城さんは去年11月、貝塚市の岩礁で顔面や両足にテープが巻かれた状態で死亡しているのが見つかりました。

　中村容疑者は、宮城さんの遺体を海に遺棄したとして、死体遺棄の罪ですでに逮捕・起訴されています。

　さらに、大阪市内で宮城さんを車に押しこみ、結束バンドやテープで縛り監禁したとして、生命身体加害略取と監禁の罪で、中村容疑者のほかに会社員の森本飛翔被告（22）と、飲食店店長の川口陽大被告（21）も逮捕・起訴されています。


▼中村容疑者が岸和田市の岸壁から遺体を海に投げる様子が防犯カメラに…

　捜査関係者によりますと、中村容疑者が大阪府岸和田市の岸壁から、宮城さんの遺体を海に投げ捨てる様子が、付近の防犯カメラに映っていたことも判明しています。

　警察は共同経営しようとしていた飲食店をめぐり、中村容疑者と宮城さんの間にトラブルがあったとみて捜査しています。