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フジテレビ会見で質問が集中した『日枝久相談役』の存在…会見欠席に疑問の声 専門家「ここまで来ると、全て刷新しないと社員・スポンサー・株主が納得しない」

MBSニュース / 2025年1月28日 18時0分

フジテレビ会見で質問が集中した『日枝久相談役』の存在…会見欠席に疑問の声 専門家「ここまで来ると、全て刷新しないと社員・スポンサー・株主が納得しない」

 10時間20分という異例の長さとなった、1月27日のフジテレビの記者会見。経営陣に対して、記者からどのような質問があったのか?とりわけ何度も追及があったのは、日枝久相談役についてでした。

 (フジテレビ 港浩一社長 1月27日)「この度はこのような事態を招いた責任を痛感しており、フジテレビジョンの代表取締役社長とフジ・メディア・ホールディングスの取締役を辞任いたしました」

 冒頭、港浩一社長らが辞任し、新社長にはフジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務が就任することが発表された27日のフジテレビ“やり直し会見”。

 (港浩一前社長)「本件は人権侵害が行われた可能性のある事案であります」
 (記者)「どういう侵害だった?」
 (港浩一前社長)「人権侵害の疑いがあると」
 (記者)「加害者が中居正広という国民的なスターだったから、そっちを守ろうということで特殊だったのでは?」
 (港浩一前社長)「そういう気持ちはありません」

 女性側への対応について、会見に出席したMBSの山中真アナウンサーも質問しました。

 (山中アナ)「当該女性から会社側にはどんな要求があったのか。『中居さんはもう外してほしい』『警察に言ってほしい』『言わないでほしい』も含めて、会社としてはどういう受け止めだったのか聞かせてください」
 (港浩一前社長)「自然な形で公にならず、むしろ誰にも知られずに職場に復帰したいというのが女性の気持ち・願いと我々は判断しました」

 フジテレビの記者からも社の対応について質問が飛びます。

 (フジテレビ記者)「コンプラアンスのトップであり副会長という上役の遠藤副会長に共有していなかったのは非常に不可解だと思う。遠藤副会長はどう考えているのでしょうか?」
 (遠藤龍之介副会長)「やはり共有すべき問題だったと思います」

 そして、会見で質問が集中したのが日枝久相談役の存在についてです。この会見の場に出席していないことを疑問視する声が相次ぎました。

 (フジ・メディアHD 金光修社長)「取締役相談役ではありますが現場には直接タッチしていない立場ではありますが、その影響力は大きいと思います。この企業風土の礎をつくっていることは間違いないと思います」

 異例のやり直し会見は10時間20分に及びました。今回の会見の内容について、元テレビ東京プロデューサーで桜美林大学でメディア論を研究する田淵俊彦教授に聞くと…

 (桜美林大学芸術文化学群 田淵俊彦教授)「私が感じたのは説明不足。『第三者委員会でしっかり調べます』で会見をなんとか乗り切ろう、と考えていたのではないかと推測します」

 フジテレビの社長ら経営陣の一部が辞任し日枝相談役らが残ったことについては…

 (桜美林大学芸術文化学群 田淵俊彦教授)「もうここまで来てしまうと『全部を刷新しました』としないと、社員とスポンサーと、外資ファンドなど株主が納得しないと思いますね」

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