【フジテレビ】「会見がぬるすぎる！」紛糾した“やり直し会見” 街の人の感想は「フジ側のコメントはのらりくらり」「質問が同じことの繰り返しばかり」

　１月２７日午後４時に始まったフジテレビの“やり直し会見”。時間無制限、フルオープンで行われた会場は、報道陣から質問がやまない、異例の長丁場となりました。

　冒頭、一連の問題を受け、港浩一社長と嘉納修治会長の辞任を発表。新しい社長には『ドラゴンボール』や『ちびまる子ちゃん』など人気アニメを手掛けてきたフジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役が就任し、信頼回復に取り組む姿勢を見せましたが、記者から質問が飛んだのが、日枝久相談役が説明の場に立たないことについてです。

　（記者）「日枝さんを辞めさせる発想はないのでしょうか？」
　（フジテレビ　遠藤龍之介副会長）「この会見自体がフジテレビの問題ですので、会長・社長以下で対応しています」
　（フジテレビ　港浩一前社長）「（今後説明するかは）やはりご本人の判断だと思います」

　序盤から、防戦一方となりました。さらに、フジテレビ社員の関与について…

　（港浩一前社長）「当該社員と中居氏のヒアリングと履歴を精査した結果、関与していないと信じるに足るというふうに思っています」

　２０２３年にトラブルを把握しながらも番組を継続した理由については…

　（フジテレビ　上野陽一広報局長）「開始からまもなく唐突に終了することで臆測を呼ぶことを憂慮し、当初、番組を中止するような大きな動きを作ることを控えたいという考えがありました」

　“女性への配慮”を理由に番組を継続したといいます。フジテレビの回答に、会見はたびたび紛糾しました。

　（司会）「個人の特定につながりますので、すみません、ご配慮ください」
　（記者）「いや、それは…」
　（司会）「それを最大限に尊重してやっておりますので」
　（別の記者）「会見がぬるすぎる！」

　結局、会見が終了したのは日付をまたいだ午前２時２０分すぎ。１０時間を超える会見となりました。会見後の２８日朝、民放連の会長も務める遠藤龍之介副会長も第三者委員会が調査報告書を提出する３月末をめどに辞任する考えを示しています。

　街の人に今回の会見について聞くと…

　「（Ｑ会長・副会長・社長の辞任については？）辞めるってことで『一区切り』というのがちょっとおかしいのかな」
　「結局（フジの）全部のコメントがのらりくらりなのかなと感じました」
　「（質問が）同じことの繰り返しばっかりよ。わかってることを何度も何度も聞いてたからあんなに長いこと時間がかかったんだなと思いました」