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【速報】「とにかくうれしい」「登録へ向け歩み進んだ」飛鳥・藤原の宮都 政府が世界遺産登録に推薦方針受け 奈良県知事らから喜びの声

MBSニュース / 2025年1月28日 17時10分

【速報】「とにかくうれしい」「登録へ向け歩み進んだ」飛鳥・藤原の宮都 政府が世界遺産登録に推薦方針受け 奈良県知事らから喜びの声

 政府が世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」について、ユネスコへの推薦を正式に決定したことを受けて、奈良県知事らから喜びの声が聞かれました。

 政府は28日の閣議で、奈良県明日香村などの飛鳥時代の遺跡「飛鳥・藤原の宮都」を、世界文化遺産の候補地として推薦書を提出することを決定しました。来年夏の登録を目指すとしています。

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)に推薦書を提出することにしたのは「飛鳥・藤原の宮都」についてで、中国や朝鮮半島との緊密な交流のもと、日本列島で初めて生まれた古代国家の宮都の遺跡群です。

 「飛鳥・藤原の宮都」の遺跡群は、奈良県明日香村などの6世紀末から8世紀初めにかけての飛鳥時代の文化財からなり、天武天皇や持統天皇の宮殿があったとされる飛鳥宮跡や壁画が見つかった高松塚古墳など19の遺跡などが構成要素として盛り込まれています。

 文化庁などが当初検討していたのは22の構成要素でしたが、推薦書の提出にあたり、要素を19に減らしたということです。万葉集にも登場する香具山などの「大和三山」を含む3要素を落とすということです。

 政府は既に去年秋、ユネスコに暫定版の推薦書を提出していましたが、1月末までに正式な推薦書を提出するということです。

 こうした状況を受けて、奈良県知事らで構成される登録推進協議会は「世界遺産登録への歩みを進んだことを大変うれしく思います」など喜びの声を明らかにしました。

▼「とにかくうれしい」「世界遺産登録への歩みが進んだ」知事や市長ら喜びの声

 (奈良県・山下知事)
 「推薦書をユネスコへ提出することが了解されたとの発表がありました。また一つ「飛鳥・藤原」の世界遺産登録への歩みが進んだことを大変うれしく思います。令和8年夏の世界遺産登録の実現に向けて、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます」

 また登録推進協議会のメンバーである各市長らからも喜びの声が聞かれました。

(橿原市・亀田忠彦市長)
「とにかくうれしい。県や文化庁、専門委員会など、多くの皆さんにお世話になりました。今後超えないといけないものがあるので万全の対策を練りたい。がんばりたい」

(明日香村・森川裕一村長)
「本当にうれしいのが本音。唯一無二の価値を証明しないといけない。今少なくとも国内から出ていけるということは国から認めていただいている。我々の取り組みを応援していただければ。みんなに申し上げたいのは、世界遺産登録は手段であり、それをどう地域が使うか。一緒になって踏み出して考ええればと思います」

(桜井市・前野理事)
「提出を受けて桜井市として、ここまできて嬉しく思い、登録に向けまして着実に進めていかないといけない。拠点の街として近隣市町村と連携して活性化につなげていきたい」

 今年夏から秋にイコモス=国際記念物遺跡会議による現地調査を経て、来年春にイコモスの勧告を受けた上で来年8月頃に開催予定の世界遺産委員会で登録の可否が審査される予定です。

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