クジラ『淀ちゃん』の処理費用「最大1400万円あまり減額の余地あった」外部調査チームが指摘 “法的な損害を認定するには至らなかった”と結論
MBSニュース / 2025年1月30日 17時55分
最大1400万円あまり減額の余地があった。クジラの「淀ちゃん」の処理費用について、外部の調査チームが指摘です。
2023年1月に淀川の河口付近に迷い込んで死んだクジラの「淀ちゃん」の処理をめぐる問題について、1月30日午後、弁護士で構成された外部監察専門委員による調査結果が報告されました。
報告によりますと、「クジラの処分」という前例のない業務に対して「正当な契約金額の判断は困難」として、大阪市に法的な損害が生じたと認定するには至らなかったと結論付けられました。
ただし、港湾局と業者との間で適切な交渉がなされないままに金額が決定されていて、業者の見積もった船の特殊清掃費や引き船にかかる費用の加算分などにおいて、最大で1400万円ほどの減額の余地があったと指摘しました。
また、金額交渉に関係のない課長が関与したことについては不適正だったとしている一方で、年度内に金額を取りまとめたいという方向性があったことなどから、「業者から求められるままに価格を定めようと意図していたこと」までは認められないとしています。
報告を受けて横山市長は…
(大阪市 横山英幸市長)「指摘された決して適正と言えない事務に関して、関係部局で徹底して再発防止に努めていきたいと思います」
関係した職員の処分については今後検討したいとしています。
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