木村隆二被告「大きな音を出すために爆発物を作りました」とは殺意否定 事件1か月前に『自宅付近で爆発実験』 岸田前総理襲撃事件
MBSニュース / 2025年2月6日 19時15分
岸田前総理襲撃事件の裁判で、被告が「関心を集めるため」と動機を述べました。
起訴状によりますと、木村隆二被告(25)は2023年4月、和歌山市に選挙の応援に来た岸田前総理に向かって手製の爆発物を投げたなどの罪に問われています。警察官と70代の男性が軽いけがをしました。
2月4日に始まった裁判の争点は、木村被告に“殺意があったかどうか”。6日の裁判では被告人質問が行われ、木村被告は爆発物を投げ込んだ動機について問われました。
木村被告は政治家を目指そうとするも、年齢制限によって選挙に立候補できず。民事裁判を起こしますが退けられ、こうしたことが「爆発物を投げたことにつながった」と話しました。
(木村隆二被告)「総理大臣のような有名な人の近くで大きな音を出すと、私に注目が集まり、裁判のことも知られるだろうと思った」
また、木村被告が事件2日前、大阪・関西万博の起工式に岸田前総理が出席すると知り、大阪・夢洲へ向かったことも明らかに。
(木村被告)「岸田さんの近くに爆発物を投げるためです。場所があんまりわからなかったので家に帰りました」
その後、木村被告は岸田前総理が和歌山市を訪れると知り、演説会場の雑賀崎漁港へと向かったといいます。
一方の検察側は、本当に殺意はなかったのか問い詰めます。
(検察官)「音がするだけなら爆竹で良かったのでは?」
(木村被告)「爆竹だと音が小さい」
(検察官)「大きな音を出すために爆発物を作ったのですか?」
(木村被告)「大きな音を出すために爆発物を作りました」
木村被告が事件の約1か月前、自宅近くで爆発実験を行っていたことが明らかに。木村被告の話では、使用した爆発物はマンションの2階ほどの高さまで飛び、姿が見えなくなったといいます。
(検察官)「どこに飛ぼうが当たったら危ないという気持ちはなかった?」
(木村被告)「上に飛んで落ちて来るものが当たるのは確かに危ないと思います。実験したときにどこかに飛んでいったので、危ないとは思っていません」
判決は2月19日に言い渡されます。
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