【今季最強寒波】名神高速や北陸道などで７日夜から通行止めの見通し 雪の影響で漁に出られない漁港も…スーパーの仕入れにも影響か

　今季最強寒波。引き続き、各地に影響が出ています。

　２月７日午前７時すぎの兵庫県香美町。朝から雪が降り続き、積もっています。

　（雪かきをする人）「勘弁してほしい。もう毎日筋肉痛で。普通もっと早く落ち着くんですけど、今年はちょっと（雪が降るのが）長いですね」

　午後４時時点の積雪は、兵庫県香美町の兎和野高原で９６ｃｍ、滋賀県長浜市の柳ケ瀬で７７ｃｍなどとなっています。

　滋賀県長浜市では、雪の影響とみられる事故も。警察によりますと、７日午前、北陸自動車道上り線でトラックが側壁に接触し、運転手の男性が軽いけがをしました。道路には雪が積もっていて、運転手は「スリップした」と話しているということです。

　７日午後、近畿地方整備局は、高速道路などで予定される通行止めについて発表。名神高速や新名神高速を中心に広域のエリアで通行止めを行う見通しだということです。７日夜から関西と名古屋方面をつなぐ高速道路はいずれも通行止めとなる予定で、最新の情報の確認を呼びかけています。

　一方、雪かきに追われる兵庫県の香住漁港では、漁に出られない状況が続いています。

　（漁業関係者）「１週間近く（漁に）出られていないです。こんなこと初めてちゃうかな。（漁に）出られないと話にならない」

　大阪市内のスーパーを訪れると、魚の品ぞろえは十分のように見えますが…

　（たこ一　佐々木健晴さん）「もうたぶん休み明け、月曜日にはほぼ（商品が）ないだろうと思っています。今後はたぶん魚が入ってこないんじゃないかな」

　寒波による漁の見合わせや物流の停滞は、仕入れと価格に大きく影響するといいます。

　（たこ一　佐々木健晴さん）「（Ｑ雪が降る産地の魚は入荷が減る？）少なくなってきますね。値段が上がって少なくなって、（仕入れ自体）なくなるパターン」

　７日午後、大阪管区気象台は都市部ではわずなか積雪でも交通障害のおそれがあるとして十分に注意するよう呼びかけました。