「遺体はダムに捨てた」手伝ったとみられる男性は自殺 52歳妻の遺体を遺棄か…35歳の夫を逮捕 妻は仕事を無断欠勤するなどし行方不明に

　妻の遺体を遺棄したとして夫を逮捕。「遺体なき殺人」の疑いも出ています。

　死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区の無職・黒木佳史容疑者（35）です。

　警察によりますと、去年6月上旬、妻のいずみさん（当時52）の遺体を自宅から運び出し、車で岡山県周辺まで運び、遺棄した疑いが持たれています。

　去年の5月26日、「男女の争う声が聞こえた」との通報で警察官が夫婦の家に駆け付けましたが応答はなく、その後、いずみさんは仕事先を無断欠勤するなど行方が分からなくなっていました。

　（近隣住民）「救急車も来たし、レスキューも来た。警察も来てたから、何事と思って」

　また、遺体の遺棄を手伝ったとみられる男性は去年6月に自殺。この男性は複数の人に「遺体はダムに捨てた」などと話していたということです。

　いずみさんの遺体は見つかっていませんが、取り調べに対し黒木容疑者は「今は何も言えません」などと話していて、警察は、いずみさんの殺害にも関与しているとみて捜査しています。