５年前の１人死亡のビル火災 ７０歳男を放火などの疑いで逮捕 ビルの４階に住む男性と仕事上のつきあい 神戸・長田区

　５年前、神戸市長田区のビルが全焼し男性が死亡した火事で、警察は殺人と放火の疑いで７０歳の男を逮捕しました。

　殺人と現住建造物等放火などの疑いで逮捕されたのは、神戸市中央区の建築設備業・泰川重司容疑者（７０）です。

　警察によりますと、泰川容疑者は２０２０年１１月、神戸市長田区の雑居ビルの２階の事務所に火をつけ、３階にいた中島義孝さん（当時５８）を急性一酸化炭素中毒で死亡させた疑いなどが持たれています。当時、ビル４階の居住スペースにも６０代の男女がいましたが、救出され、無事でした。

　泰川容疑者は、この４階に住む男性と仕事上のつきあいがあったということです。警察の調べに対して泰川容疑者は「私は火をつけていません」と、容疑を否認しているということです。