ボーナス水増しし約1億円を脱税か 部品製造会社など告発 北新地の高級クラブ経営者は約9千万円脱税疑い 大阪国税局

従業員のボーナスを水増しし1億円を脱税か。会社の代表を刑事告発です。

大阪国税局が法人税法違反の疑いで大阪地検に刑事告発したのは、部品製造会社「中瀬製作所」と藤本宗正代表（75）です。

関係者によりますと、おととし3月までの2年間で、従業員のボーナスを水増しして約3億8100万円の所得を隠し約9700万円を脱税した疑いが持たれています。

藤本代表は一旦、水増ししたボーナスを従業員に渡し、その後、水増し分だけ返還させ、ブランド品などの購入に充てていたとみられています。

大阪国税局はこのほか、北新地で高級クラブを経営する岡貴治氏（51）を2022年9月～おととし12月にかけホステスへの報酬などから源泉徴収した所得税約8600万円を納付しなかったとして、所得税法違反の疑いで大阪地検に告発したということです。