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昭和41年製ボンネットバスのラストラン 祖谷・大歩危峡を走る『観光バス』と『秘境の紅葉』

MBSニュース / 2021年12月2日 11時1分

徳島県三好市の祖谷・大歩危峡を走る観光バス。55年間、走り続けてきましたが今年の秋でラストランです。昔懐かしい観光バスと車窓から見える秘境の紅葉を取材しました。

昭和41年製のボンネットバス。向かうのは紅葉に彩られる祖谷・大歩危の秘境です。

11月での営業終了を前に、取材した日は多くのお客さんが乗っていました。

ツアーの見どころは祖谷のシンボル『かずら橋』。約14m下の川面がはっきりと見えます。

(かずら橋を渡る人)
「こわい」
「楽しい。もっと揺らしたいくらい」
「僕、高所恐怖症なんですよ。やめとけば良かった。(Q紅葉きれいですけど?)全然見る余裕なかったです」

続いてバスは意外な人気を誇る名所へ。祖谷渓の雄大な山々と小便小僧。

(祖谷渓と小便小僧を観光する人)
「これやっぱりかわいらしいね。あそこに立って小便したい」

バスは細く続く渓谷沿いの道を進みます。すると、そこへ対向車が。

(バス運転手) 
「山下さん仕事、出番です。ちょっと50mくらい下がってもらえたら対向できるので」

車掌・山下さんがバスを降りて対向車のところへ向かい、対向車にお願いして協力してもらい、すり抜けていきます。

最後の姿を記憶にとどめようというホンモノの“おっかけ”も。

(バスの“おっかけ”をしていた人)
「実はきょう丸1日このボンネットバスをずっと追いかけていたんですよ。ずっとネットで申し込んでいたんですけど、3か月前から予約が埋まっていて。さみしいですね」

バスに乗る人の中には10年ぶりに訪れたという親子もいました。

(父親)「(Qここには何歳くらいのときに来た?)彼(息子)が…3歳…」
(息子)「3歳」
(父親)「3歳くらいのとき。(息子が)覚えていてくれて良かった。きょうは来たかいがありました」

このバスの運転手は特別な思い入れがあります。

(バス運転手)
「タイミングを計ってやったり、自分が心急ぐと思うように動いてくれない。昭和41年の10月で生年月日が同じなので特に思い入れはあります。寂しいですね」

不器用だけど、どこか愛らしかった55年。紅葉の季節が過ぎる頃、最後のお客さんを乗せて。

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