【Jリーグ】大阪勢が躍進!首位浮上のセレッソ大阪小菊監督「ここから一気に加速する」ガンバ大阪決勝ゴールの三浦弦太「この勝利は大きい」GW最終日の大阪ダービーへ
MBSニュース / 2024年4月17日 22時43分
サッカーJ1第8節は、ガンバとセレッソがそれぞれホームで躍動。ゴールデンウイークに対決する大阪ダービーに向けて、チームに自信をもたらす勝利を挙げました。
4月13日(土)。桜の季節に満開のサクラを咲かせたのはセレッソ大阪。川崎フロンターレを打ち破って、2020年7月以来、4シーズンぶりの首位にたちました。この試合までリーグ戦7試合を終えて、4勝3分けと好調のセレッソ。相手はけが人続出で、狙いどおりの戦いができず15位に沈んでいるとはいえ、近年Jリーグをリードしてきた川崎だけに、今シーズンを占う試金石となる一戦。
試合前、小菊昭雄監督が選手たちに伝えたのは、「ボールを握って、主導権をつかんだうえで勝利しよう」という言葉。ここ数試合、守備に重点を置きながら、カウンターでゴールを奪い勝利してきたセレッソ。今後の躍進と、安定した戦いを続けていくためには、キャンプから積み上げてきた、ボールをしっかりと確保しながら、自分たちが主体となって攻めるサッカーが必要と判断しました。
70分にレオセアラがこじ開ける
監督の言葉どおり、立ち上がりから局面、局面でフロンターレを圧倒、ボールを握って攻撃的なサッカーを展開します。レオセアラ選手の突破や得意のサイド攻撃を中心に、決定的なチャンスをつくりますが、川崎フロンターレのGKチョン ソンリョン選手の好セーブの前に、ゴールをこじ開けることができません。前半は0対0、両チーム無得点で終了します。
後半も、果敢に攻め続けるセレッソ、球際でしっかりとバトル、的確なポジショニングで主導権を渡しません。そして70分、たびたびチャンスをつくり出していたカピシャーバ選手のクロスに、レオセアラ選手が頭で合わせて、待望の先制点を奪います。
川崎の捨て身の攻撃に押し込まれる時間もありましたが、しっかりと守り切って1対0で勝利。伸び悩んだ上位チームの町田、広島を抜いて、4年ぶりの首位に立ちました。
勝利した小菊監督は、「このサッカーを自信もって続けていくためにも、内容だけでなく結果が必要だった。ここから一気に加速して首位をキープしていきたい」と手ごたえとともに、未来に向けて闘志をのぞかせました。
ガンバ大阪ーサガン鳥栖 先制は鳥栖
大阪を拠点とするもう一つのチーム、ガンバ大阪は、14日(日)、ホーム吹田スタジアムにサガン鳥栖を迎えました。ここ2試合は、いい内容のゲームをしながら、ちょっとしたミスが重なって、悔しい敗戦が続いていたガンバ。この試合も前半からサガン鳥栖を押し込みますが、一瞬のスキをつかれて失点。嫌な空気が漂います。
しかし、この日は、違いました。焦らずボールを丁寧につなぎながら反撃に転ずると、前半終了間際のラストワンプレー、FKのこぼれ球を、3試合連続でスターティングメンバーに起用されている坂本一彩選手が執念で押し込んでゴール、パリ五輪出場を狙う逸材の値千金のゴールで追いつきます。
サイドの代わった後半、その坂本選手が持ち味を発揮して、試合の流れを引き寄せます。後半10分、一瞬のスピードでマークを振り切ると、左サイドから中央に走りこんできたウェルトン選手へ絶妙のスルーパス。DFのウラに抜け出したウェルトン選手が後ろから倒され、得点機会を阻止した(DOGSO=ドグソ)として、堺屋佳介選手にレッドカード。一気に試合の流れは、ガンバに傾きました。
しかし10人になって、戦い方が明白になったサガン鳥栖。ゴール前に分厚いブロックを敷いてガンバの攻撃を跳ね返し、カウンターを狙う戦術に切り替えます。ガンバも攻撃的な選手を投入して得点を狙いますが、サガンのディフェンスの前に、なかなかゴールをこじ開けることができません。
逆に、一瞬のカウンターで、あわやのピンチを招きます。しかし、ガンバの守護神、一森純選手が落ちついた対応、さすがの駆け引きで相手選手との1対1を制してピンチを防ぎました。
後半54分 試合を決めたのはDF三浦
引き分け濃厚かと思われた後半の54分、ダニエル・ボヤトス監督が「どんな選手であっても、フォアザチームが最優先のプレー選択を求めている」というガンバの魂がついに実を結びます。
時間がない中、宇佐美貴史選手が仲間を信じてゴール前に送り込んだボールをジェバリ選手が丁寧に胸で落とします。そのボールを、最後のチャンスと判断してゴール前に上がっていた三浦弦太選手が豪快に振り抜いてゴール。サポーターの目の前で、勝利を手繰り寄せる一撃を叩き込みました。
ストライカーのエゴをすてて、良いポジションにいる仲間にボールを落としたジェバリ選手。ディフェンダーであっても、ここ一番でチームの力になれればと、日ごろからシュート練習を積み重ねてきた三浦選手。フォアザチームの精神が生んだ終了間際の劇的なゴールで、ガンバが5試合ぶりの勝利を飾りました。
「この勝利は大きい。これからも自分たちの戦いかたを信じて、上に向かっていくことができる」と語った三浦選手。ゴールデンウイークの最終日、5月6日にホームで現在首位のセレッソとの大阪ダービーを前に、チームが上昇していく手ごたえを口にしました。
この記事に関連するニュース
-
【J1順位表】町田が『勝ち点5差』で首位 2位鹿島&3位G大阪は痛い敗戦 京都が湘南との直接対決制しJ1残留圏内
日テレNEWS NNN / 2024年7月1日 6時29分
-
2位と3位の直接対決は互いに最後まで譲らず! 鹿島はG大阪の堅守を上回れず【明治安田J1第20節】
超ワールドサッカー / 2024年6月26日 21時1分
-
【アルビレックス新潟】 主力のけが人相次ぐも“粘り強い”戦い 若手選手の活躍にも光 「クラブとして良い方向」 2024シーズン前半戦総括 《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年6月24日 19時33分
-
【J1注目プレビュー|第19節:G大阪vs神戸】首位窺う上位対決、5連勝目指すG大阪を神戸が止められるか
超ワールドサッカー / 2024年6月22日 14時30分
-
福岡が“九州ダービー”制して3連勝! FW佐藤凌我&FWウェリントン弾で鳥栖を撃破
ゲキサカ / 2024年6月16日 17時31分
ランキング
-
1河野太郎氏、やから発言釈明 「言葉の選び方は慎重に」
共同通信 / 2024年7月3日 20時0分
-
2横浜患者連続死、無期確定へ=東京高検が上告断念
時事通信 / 2024年7月3日 16時28分
-
3潜水艦修理契約で不正か=川崎重工、海自に金品提供疑い―防衛省
時事通信 / 2024年7月3日 19時51分
-
4知床沖観光船沈没事故で乗客家族らが損害賠償を求め運航会社と桂田精一社長を提訴「亡くなられた家族と残された家族の尊厳の問題」
北海道放送 / 2024年7月3日 18時5分
-
5【動画】死亡は3歳女児…母「体調不良で寝ていて」死因は脳挫傷 非常階段から転落?一部隙間も
STVニュース北海道 / 2024年7月3日 15時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください