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【天皇皇后両陛下】『雅子と訪れたい』英国公式訪問"思い出の地"オックスフォードへ..."紅茶を入れてもらった"エリザベス女王の墓に供花も予定

MBSニュース / 2024年6月22日 14時55分

 天皇皇后両陛下のイギリス公式訪問。イギリスは両陛下の“思い出の地”でもあります。今回のご訪問の注目ポイントを、英国王室ジャーナリスト・多賀幹子さんへの取材などをもとにまとめました。

即位の礼・コロナ禍・女王の死・戴冠式…激動期を経て皇室と王室の交流が“再スタート”

 2019年、天皇陛下が即位され、新しい天皇になられました。多賀さんによりますと、その翌年の2020年には、エリザベス女王から「おめでとうございます」の気持ちを込めて、最初の公式訪問の場所としてイギリスに来てくださいというご招待があったということです。

 ただ、その後いろいろなことが続きます。世界は新型コロナウイルスのパンデミックの闇に包まれました。そして2022年にはエリザベス女王が96歳で死去しました。そして翌年、2023年にはチャールズ国王の戴冠式が行われました。

 イギリスは大変な悲しみを経験し、その後、新たな時代へ向けて動き出しました。大変な数年を過ごしたわけです。そして今回、日本の皇室とイギリス王室の交流が“再スタート”となります。

両陛下“思い出の地”オックスフォードなどを訪問 お土産は「漆塗りの工芸品」か

 今回のご訪問の日程です。6月23日、「ジャパン・ハウス・ロンドン」を訪問される予定です。これは日本の外務省が2018年に設置した、日本の文化やテクノロジーを発信する施設です。

 24日は、大洪水からロンドンを守る防波堤『テムズバリア』(1984年完成)を視察されます。天皇陛下はイギリス留学中にテムズ川に関して研究されていたということで、そういったことも今回の視察に関係しているのかもしれません。

 なお、23・24日については、皇后雅子さまは静養される予定。体調を考えながらの行程だということです。

 25日は、バッキンガム宮殿で国王夫妻主催の晩餐会にご出席。26日は、がんなどの最新研究を行う研究所を訪問され、27日はウィンザー城でエリザベス女王・フィリップ殿下が眠るお墓に花を手向けられる予定です。

 そして、28日にはオックスフォードを訪問されます。多賀さんは、このご訪問を非常に注目されています。というのも、オックスフォード大学は両陛下がともに留学された大学です。

 陛下は記者会見で、バッキンガム宮殿でエリザベス女王から紅茶を入れてもらった、女王が運転する車に乗られた、当時のチャールズ皇太子と釣りをされたなど、留学時代の思い出を話されていました。

 そして、陛下のイギリス留学記『テムズとともに』(改訂版)には、「雅子とともに、イギリスの地を訪れたい」と書かれています。

 また、多賀さんは、お土産として「漆塗りの文庫」(手紙や書類をしまっておくもの)を持参されるのではないか、と話します。多賀さんが過去に、バッキンガム宮殿で開催された各国からの贈り物を展示する催しで、こういったものを見たということで、日本の工芸品を持っていくのではないかと注目しています。

闘病中のキャサリン妃に両陛下がお見舞いに?

 今回のイギリス訪問は、チャールズ国王からの招待を受けたものですが、今、イギリス王室では、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃が、がんの闘病中です。

 チャールズ国王は25日の晩餐会を、闘病中であるにもかかわらず主催されるということが発表されています。キャサリン妃に関しては、天皇皇后両陛下がお見舞いに行かれるかもしれないということも言われていて、皇后雅子さまとはいろいろな部分で分かり合えるのではないかと、多賀さんも期待していました。

 先日、キャサリン妃がご自身の体調に関して、非常に良い日と悪い日があるという声明を発表され、一方で、この夏はできればいくつかの公務に出席したいという強いメッセージも発せられたということです。多賀さんによりますと、夏は公務が少ないということで、天皇皇后両陛下と何らかの交流を持つことをキャサリン妃は期待されているのではないかということです。

 そして、皇后雅子さまの晩さん会での装いについて、多賀さんは、ユニオンジャックの色をとり入れられるのではないかとみています。和装ではなく、ドレスの可能性もあるということです。

SNSも活用“開かれた王室”から学ぶ日本の皇室

 多賀さんによりますと、日本の皇室がイギリス王室を参考にしたことや学んだことは多いということです。例えばSNSの活用。イギリス王室はInstagram、X、facebook、YouTubeなど、さまざまなSNSを使っていて、若い人へのPRが非常に上手だということです。

 そして、「王室は国民と一緒に歩んでいく」という考え方があり、陛下が皇太子でいらっしゃったときに、こういった“帝王学”に影響を受けられたのではないかということです。今年4月からは、宮内庁もInstagramで皇室の情報を発信しています。

 今回の公式訪問、一体どのようなものになるのでしょうか。

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