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イマドキの学食『1000円で盛り放題』『ハイクラスホテル直営』!?実は一般客が増加中「大人の知る人ぞ知る穴場スポットになりつつある」

MBSニュース / 2024年8月7日 20時17分

 物価高の今、リーズナブルに食事ができる“穴場”として注目されているのが「学食」です。学生でなくても利用でき、安いだけではなくオシャレでおいしい“イマドキの学食”とは?

安くておいしい学生の味方「学食」 物価高のなか一般の人の利用も増加

 学生の心強い味方「学食」。京都先端科学大学では、ポークソテーがドン!とのったランチセットが430円(税込み)、きつねうどんは250円(税込み)と、かなりのお手頃価格。お昼休みは多くの学生などでにぎわいます。

 (学生)「値段が500円きってくるんで、学生からするとワンコインで食べられるのはすごくいい環境です」

 ところが中には学生らしからぬ人も。実はこの食堂、学生でなくてもワンコインで食べることができるんです。

 (一般客)「値段が安いね。栄養も考えてもらえていいね」
 (一般客)「近くやからいっぺん来てみようかなと。わざわざ休みをとってきたんです。おいしい」

 物価が上昇する中、このように少しでも安くランチを済ませようと学食を利用する人が増えてきているというのです。

大阪工業大学・梅田キャンパスのランチは…なんとビュッフェ!

 中でも”コスパ最強”の学食がある!?そう聞いてMBS山中真アナウンサーがやってきたのは大阪工業大学・梅田キャンパス。21階にある「菜の花食堂」へ行ってみると…

 (山中アナ)「僕の知ってる学食と全然雰囲気が違う、おしゃれレストランですよ。これが大工大の学食なんですね」

 ランチは1種類だけ。どういうことかというと…

 (山中アナ)「ホテルバイキングみたいなビュッフェスタイルですよ!すごい…」
 
 大皿にこんもり盛られたからあげにオムレツ、サラダにスイーツなど20品以上がずらり。この食堂も、誰でも利用可能で一度限りの盛りたい放題を学生は500円(税込み)、一般客は1000円(税込み)で楽しめるといいます(※時間入れ替え制)。

 (山中アナ)「お蕎麦までありますよ、ごはんも白米だけでなくて、鶏五目ごはん。これうれしい。カレーライスもある、これもとっていいの?」

 なんともバラエティ豊か。魅力は料理だけではありません。テラス席があり、食事をしながら大阪の街並みを一望できるんです。

 (山中アナ)「いただきます。唐揚げもおいしい。好きなものを選べるビュッフェスタイルで1000円というのは、この梅田の真ん中ではありえないですからね」

 取材をしていると、次から次にお客さんが。

 (一般客)「(来るのは)5回目。端から順番に全部味見をしようって。安く食べられておなかもいっぱい」
 (一般客)「一般の人が気楽に入れるし、安い」

 なぜ学生以外にもオープンにしているのでしょうか。

 (食堂の運営会社・営業担当 新留遼さん)「梅田キャンパスを知っていただくことが一番の狙いです。(Q利益につながる?)そうですね、学生とは違う価格に設定をさせていただいているので」

 大学をアピールするとともに食堂の売り上げにもつながり、まさに一石二鳥です。

ハイクラスホテル直営の学食!?サービスも格別

 学食レストランは他にも。神戸学院大学のポートアイランドキャンパス。ここの自慢の学食が「神戸学院大学内レストラン ジョリポー」。学食でありながら、神戸を代表するハイクラスホテル「神戸ポートピアホテル」直営のレストランなんです。学食には珍しくオーダーを受けてから料理をつくるスタイルで、出来立ての本格的な料理を味わうことができます。

 (記者リポート)「デミグラスの濃厚な香りが鼻から抜けて、お肉のジューシーなおいしさがふわっと広がりました」

 サービスだって、一味違います。食券を購入すると、スタッフが席までエスコート。学食なのに料理もサーブしてくれます。価格帯は1000円前後と学食にしては少し高めですが、ホテルシェフの料理がリーズナブルに楽しめると、学生はもちろん一般客からも大人気です。

 (学生)「おいしいです。テストのご褒美とかに使ったりします。ちょうどいい」
 (一般客)「安いというか、お手頃で。一般の人がどれだけ入っていいのかなと思ったんですけど、特に気をつかわずに入れたし」

 取材をしていると偶然、この方も見つけました。

 (神戸学院大学 中野雅至教授)「昼以降の授業があるときは必ずここで食べます。本当にコスパがいいというか、思っている以上に安いのでいいですよ」

 なぜハイクラスホテルの料理を安く提供できるのでしょうか?

 (神戸ポートピアホテル・営業企画 中村佑帆さん)「近くに本社というかホテルがあるのでそこで一括して仕入れて、その材料をこちらで使うとか、その日のメニューによってさまざまな工夫をすることで、費用を抑える努力はしています」

 リーズナブルでおいしい学食は、大学の魅力発信にもつながるといいます。

 (学食研究家 唐沢明さん)「今は少子化で、大学もサバイバルになっているので。手を抜いてしまうと、『ライバル大学に学生をとられてしまっては…』ということで。(Q一般客は?)増えていますね。安いものを早くおいしく食べられるならリピーターも増える。大人の隠れ家ではありませんが、知る人ぞ知る穴場スポットになりつつあると思います」

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