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【阪神】高橋遥人投手は「マウンドでは感情がすごく出る。そのギャップが大きな魅力」1025日ぶり勝利の左腕を前監督の矢野燿大氏が解説 アレンパへの投打のキーマンにも言及

MBSニュース / 2024年8月12日 19時4分

 3年ぶりの復帰登板で勝利した阪神の高橋遥人投手。投球内容や高橋投手の性格などについて、8月12日、前監督の矢野燿大さんに聞きました。

高橋遥人投手が3年ぶりの勝利!

 ―――8月11日、阪神は4-0で広島に勝利。先発は高橋遥人投手で、1025日ぶりの勝利となりました。5回を投げて被安打4、奪三振7で無失点という投球内容ですが、いかがですか?

 「新たな遥人のスタートになったなと。肩、肘、手首、全部手術して、そこからの復活。本当に苦しかったと思うんですけど、ここからスタートだなと。遥人の第2の人生、それが始まったなと思いました」

 ―――リスタートということになりますが、やはりさすがの投球でしたか?

 「素晴らしかったですね。立ち上がりも緊張はあると思うんですけど、あの中で最高の立ち上がりができましたから。遥人がこの流れを、11日の試合で作ったと思うんで」

 ―――矢野さんから見て、何%ぐらい戻ってきている感じですか?

 「正直、僕の中で7割8割かなと。こんなもんじゃない。まだまだすごい投球できますから。素晴らしい能力を持っています」

 ―――そんな高橋投手はどんな性格なのか教えてください。

 「本当にギャップがあるんです。普段は本当にナヨナヨとしていて、11日のヒーローインタビューは頑張ったなと思うんです。試合で投げるより緊張したのがヒーローインタビューだと思うんです。しゃべるのがそれぐらい苦手なんですよ。普段は目も合わすことができないんですけど、マウンドに上がったらむちゃくちゃ性格が変わって、スイッチが入るんです。投げてる時におらーって言ったりとか、三振とったらガッツポーズしたりとか。ベンチの裏でも喜んでいるとか、悔しがっているとか、勝てなくて泣いているとか、マウンドに立つと感情がすごく出るんです。そのギャップっていうのが僕は遥人の大きな魅力かなと思います」

 ―――高橋投手はけがが多く、2022年にはトミー・ジョン手術を受けました。矢野さんは高橋投手について、「不調なときに原因がわからず先が見えなくて苦しい時期もあった」と見ているようですね?

 「僕が監督をやってるときもいろんな病院に行って、いろんな診察を受けているんですけど、原因がはっきりわからなかったんですよ。何やったらいいのかなっていうところが一番本人はモヤモヤしていたので。ある意味、手術をするっていうときは開き直れたと思うんですよね。もうやるしかないなっていう。そのモヤモヤの時期がすごく長かったので、この時期が一番本人は苦しかったなって。その時代を見てたんでね、11日は本当にうれしかったです」

 ―――肩、肘、手首を手術となると、これから野球を続けていけるのかと不安になると思いますが、モチベーションを上げて、ここまで戻せたのは、すごいことですね。

 「この間、結婚しているんですよ。結婚というのはモチベーションというか、自分はこのままで終われないっていう遥人のパワーにはなったと思います。お子さんも生まれてますから、大きな力になったと思いますね」

アレンパへのキーマンは?

 ―――阪神は11日の試合終了時点で、首位の広島と3ゲーム差。矢野さんとしては「本当の勝負は9月」ということのようですね。そしてアレンパへのキーマンは、打者は中野拓夢選手をあげられました。その理由は?

 「(阪神は)一時期は全然打てなかったですけど、中軸がよくなって、近本(光司選手)も出塁率が上がってきたので、中野がチャンスを広げられるのか、つなぐことができるのかという点が大きなポイントになるだろうなと思って、中野にしました」

 ―――投手のキーマンは、30打者連続無安打の石井大智投手をあげられました。今年のチームを大きく支えているということですね?

 「岡田(彰布)さんが一番信頼しているのは石井大智だと思うので。6回でも8回でもどこでもいきたいっていうのが石井大智。石井大智の頑張りはキーになると思います」

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