なぜ?シャープがEV(電気自動車)への参入を発表 車内に65型ディスプレイ、屋根でソーラー発電 家電の強みで『車をリビングの拡張へ』
MBSニュース / 2024年9月10日 13時44分
EV(電気自動車)事業への将来の参入を発表したシャープ。「LDK+」と名づけられたコンセプトモデル。目指すのは車の走力性能より、“止まっている時間の充実度”のようです。
◆シャープらしさ随所に
外観はワンボックス・バン型で全長約5mのロングサイズ。後部座席のドアが開くと3人座りシートが後ろ向きに回転して、テーブルが自動でセッティングされます。
そして車の最後方に搭載されるのが『65型液晶ディスプレイ』です。
同社によりますと、車が走っていない時間も活用して、車内を「部屋の拡張空間」と捉えようという設計思想だそうです。
フロント以外の窓は『液晶シャッター』がかかってプライバシーを確保。また、オーナーの好みの空調温度と照明を、AIが理解して自宅リビングと似た環境を車内に再現するといいます。
さらに、ルーフには『ソーラーパネル』を設置。走行中に発電可能だといいます。
◆なぜ、家電から車に参入?
家電やエネルギーを強みとしてきたシャープのEV参入。唐突にも思えましたが、背景にあるのは親会社グループ。
鴻海科技集団(フォックスコン)はすでにEVプラットフォームを開発済みで、台湾の自動車メーカー「ラクスジェン」で実用化されているといいます。
シャープも5月の中期経営方針で、「鴻海のリソースも活用したイノベーション」、AIやEV事業を例にあげて、「モビリティも『人々の生活空間』として捉え、当社らしい価値創出に挑戦する」などとしていました。
◆数年後のEV参入めざす
万が一の災害時は、プライバシーに配慮された車内空間と、搭載された蓄電池を組み合わせて、EVが“部屋”になる可能性もあります。
シャープは、コンセプトモデル「LDK+」を今月17~18日に東京国際フォーラムで行われる自社技術展示イベントで公開し、実用化の検討を重ねたうえで、「数年後のEV事業参入」を目指すとしています。
この記事に関連するニュース
-
シャープが新型「高級ミニバン」発表! まもなく“実車”も初公開! 家電メーカー本気の“衝撃モデル”登場に「カッコいい」「絶対買う」の声が殺到!
くるまのニュース / 2024年9月12日 6時40分
-
シャープが電気自動車を開発 中の人「私もびっくり」
ASCII.jp / 2024年9月9日 15時0分
-
シャープが「新型ミニバン」世界初公開! スライドドア内側に「液晶」採用&「大型ディスプレイ」も搭載!“家電の技術”投入した「スゴい新型車」とは!
くるまのニュース / 2024年9月9日 13時30分
-
シャープがEVコンセプトモデル「LDK+」を公開…“止まっている時間”にフォーカス
レスポンス / 2024年9月6日 20時30分
-
シャープのEVコンセプトモデル、技術展示イベント「Tech-Day ’24」で公開
マイナビニュース / 2024年9月6日 13時34分
ランキング
-
1愛知県警が交通事故で男性を誤認逮捕 約1時間半拘束
毎日新聞 / 2024年9月11日 23時14分
-
2神戸山口組トップらに2億円超の賠償命令 脅しで連帯保証人に
毎日新聞 / 2024年9月11日 23時22分
-
3「誰から聞いたんや、名前言え」「グルやったんちゃうんか」 兵庫県知事告発者捜しの全容
産経ニュース / 2024年9月12日 7時0分
-
4認知症の母の死後に妹弟が「家を売却しろ」。“売れない家”が招く泥沼の相続トラブル
日刊SPA! / 2024年9月11日 15時53分
-
5〈政治家を志した元女子アナが転落死〉「誹謗中傷とデマに悩んでいた」慶応ミスコン出身、外資系コンサルにも勤務、華々しい経歴も衆院補選の公認が一転取り消しに
集英社オンライン / 2024年9月10日 17時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください