1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

妻の要望をくみとり、築96年の古民家を大幅リノベーション! 南北を入れ替え、快適な暮らし手に入れた家【住人十色】

MBSニュース / 2024年9月25日 19時18分

舞台は東京都青梅市。妻の要望をくみとり、築96年の古民家を現代の暮らしに合わせて快適にリノベーションした家を紹介する。

住人(アルジ)は、双子のいる4人家族。6年前、都内の人気エリア世田谷区から自然豊かな青梅に引っ越してきた。住まいは、築96年の古民家。傷みが激しかった外壁の杉板は全て貼り直し、昭和の味わいが残る建具はそのまま活用している。
中は、30帖を超えるひと繋がりの大空間。どこかモダンな雰囲気だが、あえて古民家感が出すぎないようにリノベーションしたのだという。
まるでカフェのようなおしゃれなキッチンは、高さ4メートルの吹き抜けがあり、南からの明るい光が差し込んでいる。このスペースも古民家っぽくないが、実は夫いわく「南北を入れ替えた」のだという。というのも、昔の家は客をもてなすための玄関や客間が日当たりの良い南側にあった。そこで、リノベーションで元々暗い北側にあったキッチンと、南側の玄関を大胆にも入れ替え。時代に合わせて明るい一等地を家族のLDKに転換したのだった。

世田谷区の賃貸マンションで暮らし、ともに建築関係の仕事をしていた住人(アルジ)夫妻。仕事中心の生活の中、古民家での暮らしに憧れを持つようになった。そこで出会ったのが自然豊かな青梅にあった古民家で、妻の要望通りにリノベーションすることに。家自体は丈夫で状態も良かったが、最大の問題が昔の家ならではの暮らしにくい間取り。さらに限られた予算もあり、できるところは夫がDIYを担当し、南北の部屋の位置もごっそりと入れ替えた。だが実は、リノベで一番厄介だったのが、言葉よりも感覚でオーダーする妻。夫は何となく伝えられる妻の理想を推察しながら具現化していったという。

リビングダイニングは、元々客間だった和室の床を半分取って土間を拡張。古民家っぽくならないよう、モルタルではなく、床暖房付きのタイルに変えた。建具も取り払って開放的に。これらは全て妻の要望だったが、そのオーダーは「いらな~い」という言葉だけだったとか。

開放的なキッチンにある木の質感あふれるカウンターも、妻のイメージをもとに夫がDIYしたもの。広さや高さ、位置など妻のオーダーをくみとりつつ仕上げたが、最近妻は不満が出てきたようで、今後また雰囲気が変わる可能性も・・・。

広い家にはセカンドリビングもあり、畳からフローリングに変え建具も外した。妻のワークスペースとしても利用していて、壁一面の収納棚は夫がDIYしたもの。妻からのオーダーは「バラバラ」だったそうで、夫は「いろんな種類の幅や高さが混じるっていうような意味合いだと思うんです」と推測したという。

その向かい、古民家に取り入れたアーチをくぐると水回りが。手洗いには古民家に馴染むよう、妻が厳選したセンスのいいアンティーク調のインテリアが並ぶ。
荒れていた庭は整備し、縁側では食事をしたり、庭でテントを張ってキャンプをすることも。さらに妻の念願だった菜園スペースもあり、12種類もの野菜を育てるなど都内では味わえなかった生活を堪能している。

ずっと憧れていた古民家での暮らし。理想の古民家リノベについて、妻は「今の感性とか暮らし方に合わせて間取りも変えていいし、今の設備を使ってもいいのかなって思います。もし10年後、20年後に来たらまた変わってるかもしれないですね」と語る。

時代や暮らしに合わせて、もっと柔軟に変えていけるはず・・・そんな古民家ならではの可能性を模索するこの家の完成はまだまだ先のようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください