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今週はホンマに寒い...ピークは9日夕方から!?週末は平地でも雪 関西・今季最強寒波の心得【前田気象予報士の解説】

MBSニュース / 2025年1月8日 18時44分

 全国的に災害級の大雪に見舞われるなど、今季最強寒波と言われていますが、関西はまだこれからだといいます。MBSの前田智宏気象予報士がこれから来る関西の寒波について、その心得を解説します。

寒さのピークは9日(木)夕方~10日(金)

 十日戎の時期にやってくる寒波で「えべっさん寒波」とも言われますが、ピークはいつになるのでしょうか。

【大阪の予想気温(9日)】
 午前6時 3℃
 午前9時 5℃
 正午   7℃
 午後3時 6℃
 午後6時 4℃
 午後9時 1℃
 午前0時 0℃(10日)

 朝の気温は今朝(8日)と大体同じくらいで、日中にかけて気温は上昇しますが午後に急降下する予想です。朝よりも夜の方が冷えるということで、仕事終わりで予定のある方は、朝よりもしっかりとした防寒を心がけてお出かけください。10日(金)の朝はさらに気温が下がる見込みです。

【10日朝の予想最低気温】
 大阪 0℃
 神戸 ー2℃
 京都 ー3℃

 10日(金)の早朝に行われる西宮神社の福男選びは、この寒さでより強い試練になるかもしれません。

 ここ数日は気温が低いだけではなく、強風も寒さの原因になっています。9日(木)も風の強い状態が続く予報です。西風が強い状態が続いていて、大阪も海からダイレクトに風が吹いてくるので、より寒くなりそうです。

 瀬戸内よりも特に風が強まりそうなのが「日本海側」。海上は風速20m以上の暴風になる恐れもあります。風と雪が相まって、暴風雪警報が発表されたり、見通しが悪くなる恐れがあり注意が必要です。強風により9日も波浪警報が発表される可能性も高くなるため、日本海沿岸にお住まいの方は十分気をつけるようにしてください。

週末は平地でも雪…いつどこで?

 この週末は普段あまり降らない場所でも雪に注意が必要です。8日現在は西風が強い状況ですが、今後は北風に変わり、雪雲が内陸にも流れ込んできそうです。

 9日(木)の朝9時時点で日本海側だけではなくて、紀伊山地や四国山地でも雪の予報です。10日(金)にかけて断続的に雪が強まります。一番積もりそうなのは兵庫県北部の氷ノ山周辺。また滋賀・福井・岐阜県境の辺りでも1m以上の雪が降る見通しです。他にも京都、滋賀や大阪・北摂、兵庫・六甲山でも雪が降る可能性があるので注意が必要です。

 24時間予想降雪量(予想最大)は北部の山地で50㎝、平地でも30㎝の積雪が見込まれるということで、9日(木)夕方~11日(土)頃にかけて大雪に十分注意するようにしてください。

週末のおでかけ、注意すべきポイントは?

 週末、車でのお出かけ・お仕事を予定されている方は「予防的通行規制区間」に注意が必要です。坂道など雪による立ち往生が発生しやすい区間では予防的に、まだ大雪ではない時でも早めに通行規制をする可能性があるといいます。

 例えば福井県方面に向かう国道8号線や、京都・滋賀を結ぶ国道1号でも予防的に通行止めとなる恐れがありますので、雪と道路の情報を調べておく必要があります。最近、全国でも大規模な立ち往生が頻発しているため、予防的に対応を取ろうという流れになってきているようです。

 また車だけではなく徒歩や自転車でも注意が必要なのが路面凍結です。少量の雪でも溶けて濡れたりすると、凍結するので特に滑りやすい場所を覚えておいてください。

・橋や歩道橋の上
・トンネルの出入口
・交差点やカーブ
・日陰

 10日(金)の朝にかけて寒さ・路面の凍結・雪に十分注意してお過ごしください。

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