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東洋大姫路・末永晄大 最速142キロの左エース! 阪神OBだった祖父にセンバツで恩返し投球を見せたい!【2025年注目選手リスト 高校野球 投手】

MBSニュース / 2025年1月24日 18時16分

今春の選抜高校野球大会出場が決まった兵庫県の東洋大姫路。世代屈指の右腕・阪下漣投手(新3年)と共に注目されるのが、左のエース・末永晄大投手(新3年)だ。武器は打者の手元で伸びるストレートと、切れ味鋭いスライダー。タイミングを外すチェンジアップも得意球の一つで、昨秋の明治神宮大会・準々決勝の二松学舎大付(東京)戦では6回7安打無失点の好投を見せ、ベスト4進出に貢献した。

最速142キロを計測する末永のストレートだが、もともとの中学時代は120キロにも達していなかった。東洋大姫路に入学後、初めて専門的なトレーニングに取り組み、日々地道な努力を続けた結果、球速は20キロ以上伸びた。

末永はこの冬、ストレートの更なる強化に取り組んでいる。
「ピッチングの基本はストレートだと思う。ストレートが強くなれば変化球の切れも出てくる。ウェイトトレーニングをしたり、メディシンボール投げで瞬発力を鍛えています」と話す。

そんな末永には、高校入学時から毎日欠かさず続けていることがある。野球部寮の食堂の掃除だ。本来は1年生の担当なのだが、末永は2年生になっても毎日朝晩、食後のテーブル拭きやモップ掛けを続けている。

「細かい所に気付けるように、そして気配りができるように。掃除をすることが習慣になっています」と、掃除を日ごろから大切にしている。

元阪神の外野手 祖父の言葉が原点

トレーニングや掃除など、どんなことに対しても妥協せず、地道に努力を続ける末永。その原点は、祖父であり元阪神の外野手・末永正昭さん(77)の言葉にある。「子供の頃から『妥協はするな。手を抜いたらだめだ。』とずっと言われてきました。年末年始、西宮市の実家に帰った時は『頑張れよ』と声をかけてもらいました。甲子園で活躍することがおじいちゃんへの恩返しになると思う」。

「センバツでの目標は優勝です」と熱く語った末永。祖父がプレーした甲子園球場で恩返しの投球を見せる。

◆末永晄大(すえなが・こうだい)

2007年6月10日生 兵庫県西宮市出身
177㎝78㎏ 左投左打 甲武中(宝塚ボーイズ)~東洋大姫路。
東洋大姫路では2年夏に背番号14でベンチ入り。2年秋は背番号10を背負い、県大会優勝、近畿大会優勝、明治神宮大会ベスト4。好きな食べ物は、母親手作りの春巻。

【野球サイコー!取材後記】

祖父と「ミエナイチカラ」で「強く繋がっている」末永。祖父の「言葉を僕は忘れない」。

※「ミエナイチカラ」「強く繋がっている」「言葉を僕は忘れない」…B’z「ミエナイチカラ」の歌詞。

◆取材・文 金山泉(かなやまいずみ)MBSアナウンサー。1982年6月5日生、新潟県上越市出身。野球とB’zをこよなく愛する。投手として首都大学リーグ2部で通算11勝(8敗)をマークした。

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