新車を買ったのに納車されない!現金全額先払い後に販売会社は破産...代金返還されず購入者は怒り 店長「破産申立することは直前まで知らなかった」
MBSニュース / 2025年1月31日 11時58分
「新車を購入したのに納車されない」こんな情報がMBSの記者に寄せられました。支払った金額は数百万円に上るということですが、いったい何があったのか...。販売した業者を直撃しました。
「お金をすぐに入金してくれないかと」“現金全額先払い”で新車を購入
大阪府内に住む小野豊さん(58)。去年2月、とある自動車販売会社と、軽乗用車を購入する契約を結びました。アメリカのスクールバスをイメージしたというデザインに一目ぼれし、購入を即決。ただし、担当者から求められた支払い方法は「現金全額先払い」だったといいます。
(小野豊さん)「お金をすぐに入金してくれないかということで、契約して10日くらいですべて200万円以上入金しました。もちろん不安はありましたけど、契約書も交わしたので…」
購入した会社は、大阪に本社を置き3店舗を展開する「BREAK」。1992年に創業し、SNSでは新車販売約1万3000台(2024年時点)の実績があるとしています。
納車は7か月後の去年9月末でしたが、小野さんは下取り額を差し引いた代金の全額200万円を支払いました。
納車予定の1か月前に業者から手紙
しかし、納車予定の1か月前となる去年8月、小野さんのもとにBREAKから一通の手紙が届きました。内容は「裁判所に破産手続き開始申立てをした」というものでした。
【BREAKからの手紙より】
『お客様に車輌をお納めすること、及びお預かりした前受け金の返還が困難となってしまった次第です』
大阪地裁から破産手続きの開始決定を受け、負債額は約5億円。“納車はできず、代金も返せない”という知らせでした。小野さんはすぐ担当者に問い合わせましたが…
【担当者とのLINEより】
『本当に突然の事でしたので、通常通り営業しておれば8月中には納車出来る流れではございました』『ほんとにすいません』
(小野豊さん)「まず頭が真っ白というか。あまりにも(破産の)タイミングが“良すぎた”ので、『なんだこれは』となりました」
下取りに出した車もすでに売却されていたため、今は自転車での生活を余儀なくされています。
「本当に腹が立つし、殴ってやりたい」
被害を訴えるのは1人だけではありません。BREAKで軽乗用車を契約した丹波愛さん(49)。契約したのは、破産申し立てのわずか2か月前となる去年5月末です。契約後、初めてやってきた店舗は看板などは残っていたものの、展示車がぽつんと1台あるだけで、“もぬけの殻”となっていました。
丹波さんが支払ったのは235万円。担当者からは“現金全額先払いをすれば、半年はかかる納車が3か月以上早くなる”などと説明されたといいます。
(丹波愛さん)「(支払いを現金で)すぐにしてと。すぐにしてくれたら、早く車を渡せるし、もっとこんな特典、あんな特典も付けるからということがあった。それ(破産申立)以来、一切こっちから連絡してもつながらないし、向こうからももちろん一切なにも言われない。本当に腹が立つし、目の前にいたら殴ってやりたい」
債権者集会には社長が出席…しかし納得のいく回答は得られず
破産手続き開始の4か月後、破産に至る経緯などを債権者に報告する債権者集会が開かれることになりました。大阪地裁には、小野さんや丹波さんに加え、被害を訴える債権者が9人集まっていました。
(丹波愛さん)「ちゃんと私たちが注文していた車が、きっちり発注されて納車が確実だったのか知りたいです」
債権者集会にはBREAKの社長が出席。管財人は「全額の弁済が難しい」という見通しを説明したといいます。一方、当の社長本人からは納得のいく回答は得られませんでした。
(丹波愛さん)「すべて回答は、大阪の甥である自分の親族に任せてるからわからない、わからない、わからないの一点張りで、わからないと言われるたびに怒りがどんどんこみあげてきた」
(小野豊さん)「しょうがないというか、甥しか知らないと言われたら僕らも返す言葉がないんで…」
社長は「店長をしていた甥に店の運営を任せていたため個別の契約についてはわからない」と話しました。
なにが起きていたのか?記者が業者を直撃
当時、会社でなにが起きていたのか。今年1月、私たちは社長に直接事情を聞くため、千葉県にある自宅に向かいました。しかし、出てきたのは社長ではなく、新しく引っ越してきた住人で、社長の携帯電話は解約されていました。
そこで、社長が店の運営を任せていたという甥の店長に話を聞くことにしました。すると店長は、撮影しないことを条件に取材に応じ、次のように話しました。
(店長)「私はあくまで店長で、会社の経営体制は代表や役員ではないのでわからないです。破産申立することは直前まで知らなかったので、販売を続けていました」
(記者)「なぜ現金先払いを求めたのですか?」
(店長)「現金先払いは20年以上前からやっていました。結果として納車できなかったことは申し訳ないです」
店長は「経営状態は知らないため破産は見通せず、いつもどおり現金先払いを求めていた」と説明しました。
楽しみにしていた新車が納車されず、多額の代金も戻ってこない人たち。納得できる説明を求めています。
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