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【高校野球】秋の近畿大会に出場できるのはどちらに!?大阪学院大高と近大付属が10月13日に激突!これまでに東洋大姫路や智弁和歌山など15校の出場決まる

MBSニュース / 2024年10月12日 12時56分

 来年春に第97回センバツ高校野球大会が行われます。その代表校を選考するうえで重要となるのが秋の近畿大会。その出場権をかけた重要な試合が各地で行われ、近畿大会に出場する16校のうち15校が決まりました。

【京都大会】立命館宇治が優勝!延長タイブレークでサヨナラ勝ち

 3校に出場権が与えられる京都では、今夏の大会で全国制覇の原動力となった西村一毅投手を擁する京都国際が、4回戦で京都外大西に敗れる波乱の展開。その京都外大西を準々決勝で下した立命館宇治が、準決勝でも北稜に7対0とコールド勝ち。決勝では、同じく準決勝で山城に13対3とコールド勝ちを収めた龍谷大平安と対戦しました。

 決勝戦は、立命館宇治・道勇壱心投手、龍谷大平安・山本陽斗投手が一歩も譲らず白熱の投手戦。1対1のまま延長タイブレークに突入します。10回表、龍谷大平安が1点を勝ち越しますが、その裏、立命館宇治はノーアウト満塁から谷口翔海選手のヒットで追いつくと、4番・伊藤央太選手がセンター前へサヨナラタイムリーヒット。15年ぶり4回目の優勝を手にしました。

 公立校同士の対戦となった3位決定戦では北稜が6対2で山城に勝利し、近畿大会への出場権を手にしています。

【和歌山大会】智弁和歌山が優勝!完封リレーで1点を守り切る

 同じく3校に出場権が与えられる和歌山では、去年秋の県大会・準決勝で敗れ秋の近畿大会出場を逃した智弁和歌山が、日高に6対0で快勝し決勝に駒を進めました。

 続く準決勝第2試合では、和歌山東と市和歌山の公立校同士が対戦。5対5の同点で迎えた8回裏、和歌山東が坂井宙翔選手のタイムリーツーベースで勝ち越し、そのまま逃げ切って近畿大会出場を決めました。

 決勝戦では、4回に1点を先制した智弁和歌山が、渡邉颯人投手、宮口龍斗投手の完封リレーで1点を守り切り、2年ぶり18回目の栄冠を手にしました。

 3位決定戦では、接戦の末に敗れた市和歌山が、7対5で日高に競り勝ち、近畿大会出場権を獲得しました。

【兵庫大会】東洋大姫路が優勝!岡田監督就任後初の近畿大会出場へ

 同じく3校に出場権が与えられる兵庫では、準決勝で延長タイブレークの末に神戸国際大付属に競り勝った東洋大姫路が、エース阪下漣投手の力投で神戸学院大付属に7対1と快勝。履正社を日本一に導いた岡田龍生監督が2022年4月に就任してから初めての近畿大会出場を決めるとともに、17年ぶりの秋季兵庫県大会優勝を飾りました。

 近畿大会出場がかかった3位決定戦では、神戸国際大付属と三田学園が激突。複数の投手をつないでくる神戸国際大付属に対して、三田学園は熊野慎投手が1人で投げ抜く展開となりますが、2対1と三田学園が1点リードで迎えた9回表に3点を奪って突き放しました。5対1で強豪に競り勝った三田学園。20年ぶりに近畿大会への出場権を獲得しました。

【滋賀大会】滋賀学園が優勝!9回に一挙6点を奪い快勝

 2校に出場権が与えらえる滋賀では、準決勝が近畿大会出場権をかけた戦いとなりました。

 準決勝では、近年の滋賀県の高校野球をリードしてきた近江と滋賀学園が激突。接戦が予想される中、滋賀学園は3対2と1点リードで迎えた6回、打線が爆発します。この回5点を奪って一気に突き放すと、8回にも小野心太朗選手が走者一掃のタイムリースリーベースを放つなど6点を奪い、14対2と大勝しました。

 準決勝のもう1試合では、滋賀短大付属の桜本拓夢投手が、安定感抜群の投球を見せ、綾羽に6対2と快勝。近畿大会初出場を決めました。

 決勝戦では、終盤に滋賀学園が強さを発揮。両チーム無得点で迎えた7回に1点を先制すると、8回に1点、9回には一挙6点を奪って8対0と完勝。今年の春、夏に続いて、3大会連続で滋賀県大会を制しています。

【奈良大会】天理が優勝!打線爆発で2年ぶり26回目の県大会制覇

 同じく2校に出場権が与えらえる奈良では、奈良を代表する強豪の天理と智弁学園が準決勝で激突。夏の大会では、ライバルに敗れ甲子園への夢を絶たれた天理が意地を見せました。

 2対1とリードされた6回、下坊大陸選手のタイムリーで同点に追いつくと、9番・東口瞬選手のセンターへのタイムリーヒットで勝ち越します。7回・8回にも得点を加え、天理2人目の伊藤達也投手が粘り強いピッチングで反撃を抑えて7対2で逆転勝ち。夏の甲子園大会に出場したメンバーが数多く残る智弁学園を撃破して、決勝に駒を進めました。

 準決勝のもう1試合では、1対1の同点で迎えた5回、奈良が1番・谷惇平選手の2点タイムリーヒットで郡山に勝ち越し。8回にも4点を加えて突き放しました。このリードを神山詞投手が守り切り7対3で勝利。実に34年ぶりの決勝進出を果たすとともに、近畿大会への出場権を手にしました。

 決勝戦では、天理打線が2回に爆発。4番・冨田祥太郎選手のツーランホームランなど一挙8点を奪って、11対1で快勝。2年ぶり26回目の優勝を果たしています。

【大阪大会】大阪桐蔭・履正社の2強が決勝へ!残り1枠は大阪学院大高・近大付属のいずれかに

 全国有数の激戦区・大阪では、6日に行われた準決勝の第1試合で、6連覇を狙う大阪桐蔭が、1年生の時から活躍しているキャプテンの中野大虎投手の力投で、大阪学院大高に3対0と完封勝ちをおさめます。

 続いて行われた第2試合では、9回に同点に追いついた履正社が、1年生の金光祥玄選手のタイムリーでタイブレークにもつれ込む熱戦を制し、近大付属に8対6で勝利。今年も、2強が決勝進出を果たしました。

 いよいよあす、10月13日、近畿大会への最後の切符をかけた大阪学院大高対近大付属の3位決定戦の後、近畿を代表する両校が激突します。

 13日で代表16校がそろう秋季近畿大会は、15日に抽選会が行われた後、19日から兵庫県のほっともっとフィールド神戸で開催される予定です。

【近畿大会出場校】10月12日現在

▼滋賀:滋賀学園・滋賀短大付属
▼京都:立命館宇治・龍谷大平安・北稜
▼奈良:天理・奈良
▼和歌山:智弁和歌山・和歌山東・市和歌山
▼兵庫:東洋大姫路・神戸学院大付属・三田学園
▼大阪:大阪桐蔭・履正社 大阪学院大高と近大付属の試合の勝者

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