<覚せい剤を見くびるな>保釈後の清原被告は薬物依存治療に直行すべきだった
メディアゴン / 2016年3月19日 7時40分
矩子幸平[ライター]
* * *
覚せい剤取締法違反で起訴された清原和博被告が、3月17日に保釈保証金500万円で保釈された。保釈後は、持病の検査・治療のために入院先の病院へと直行した。入院先の病院はVIPルームもある万全の設備を備える病院であるいう。
持病の入院といっても薬物依存治療ではない。血糖値900以上(通常は100〜140)とも言われる重い糖尿病の治療である。
薬物依存者のリハビリ施設「ダルク」でリハビリとスタッフ活動に専念している元タレントの田代まさし氏は、次のように述べる。
「時々、やりたいという気持ちが首をもたげてくることもあった。今まではそれに勝てなくて再犯を繰り返してきた。」(スポーツ報知・2016年2月26日)
「2回目に捕まった後、刑務所に入っている間も含めて6年近くクスリを止めていた。なのに現物を目にすると『神様が一度休憩しなさいと言ってくれているんだ』と思ってしまった」(zakzak・2016年2月10日)
つまり、必要以上に注目をされ、且つ薬物依存のリハビリ施設に専従している田代氏のような人物でさえ、油断をすれば簡単に薬物の魔力に引き戻されてしまう。そんな危険と常に隣り合わせにいる状態が「覚せい剤中毒」なのだ。
報道によれば、重度の覚せい剤依存であると言われる清原被告。重度の覚せい剤中毒者の場合、刑務所の中でも「出所したら次はバレないように」と考え続けるという。かなりの重症といわれる清原氏だけに、覚せい剤の魔力から抜け出ることは並大抵ではあるまい。
もちろん、持病の糖尿病の治療も命に関わるだけに大事ではあろうが、それでも清原被告がまずなによりも直行すべきは、薬物依存治療ではなかったのか。
清原被告にとっては、設備の完備された病院で、保釈後に「一息つく」ことも目的なのかもしれない。仮にそうだとすれば、その程度の甘い気持ちで果たして覚せい剤の魔力から逃げ切ることはできるのだろうか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
桂雀々さん月1回出演のラジオ番組も追悼 近藤アナ「車いすで治療できるまでになったと聞いてたのに」
スポニチアネックス / 2024年11月22日 13時0分
-
田代まさし氏、刑務所生活で“おいしかった食事”は… 「甘シャリって呼ばれてる」
Sirabee / 2024年11月19日 13時30分
-
田代まさし氏、カメラの前で「公開薬物検査」を実施
日刊スポーツ / 2024年11月15日 6時44分
-
《離婚から10年》清原和博と亜希が長男・正吾の大学野球最後の試合の夜に食事会、千鳥足の元夫を亜希が支える場面も また一歩近づいた元夫婦の距離
NEWSポストセブン / 2024年11月14日 7時15分
-
田代まさし、保護観察期間終了を報告 「なかなかやめられない薬物の怖さ、身をもって体験」
J-CASTニュース / 2024年10月29日 14時45分
ランキング
-
1韓国ガールズグループ「NMIXX」、竹島の領有権主張する歌で「炎上」 日本公演反対署名が5万人突破
J-CASTニュース / 2024年11月25日 18時30分
-
2「エビ中」星名美怜 ドライすぎる「契約終了」の表現にファン困惑「卒業(転校)とかじゃなく?」
スポニチアネックス / 2024年11月25日 22時58分
-
3清原弁護士 東国原氏と激論 斎藤知事の問題めぐり「収賄とか…」「収賄とは言ってない」かみ合わず
スポニチアネックス / 2024年11月25日 19時1分
-
4「タイミー」を橋本環奈"パワハラ疑惑報道"直撃? CMキャラが中居正広に差し替わったと思われたが…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 9時26分
-
5「ほんとズレてる」岡村隆史、不倫発覚の盟友を“中学生レベル”の擁護発言で炎上
週刊女性PRIME / 2024年11月25日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください