<2017大晦日・ガキの使い>「笑ってはいけない」に感じる物足りなさ
メディアゴン / 2018年1月4日 7時30分
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]
* * *
大晦日の恒例となった日本テレビ「笑ってはいけない」。2017年12月31日放映回のテーマは「アメリカンポリス」。2006年(大晦日に移ってからの初年)の「警察」とかぶっているような気もしたが、毎年のことながらこのテーマ自体にさほどの意味はないので、あまり気にせずに話を進める。
さて、今回の放送を見てまず感じたことは「ヤマがなかった」ということだろうか。
「笑ってはいけない」は、毎年色々と毀誉褒貶が激しいボージョレ・ヌーヴォーのような番組なのだが、筆者は去年の「科学博士」は近年の「笑ってはいけない」の中では比較的良い出来だったと思っている。レクリエーションでのダウンタウンとジミーちゃんと蝶野ビンタの前に顔が発光する方正のくだりなどは、笑い転げることができたからである。
今回も、特にダラダラしたところもなく、鬼ごっこなどは去年よりだいぶ良い出来だったように思う。一方で「ムチャクチャおもしろい」と感じさせるところが特になかった印象だ。
レクリエーションでのダウンタウンはほぼ去年の焼き直しだったし、ジミーちゃんもちょっとしか出てこなかったし、蝶野ビンタにも去年ほどのインパクトはなかった。
蝶野に関しては、途中、アクシデントらしき流れで松本がいったんビンタされそうになるというくだりが挟まれていたが、あれも最初から全部仕込みだった可能性を感じた。(もちろん、それだからといって、おもしろくなかったというわけでもないのだが)
他にも、方正がこまわり君に扮していた場面などは、かなりの尺が割かれていたので、あそこは作り手も自信を持っていたのだとは思う。しかしながら筆者的にはあまりハマらなかった。方正が蝶野ビンタの時のようにグズグズ抵抗するわけでもないので、意地汚い部分が映らず、少し可哀想になってしまったからである。
ようは、方正が理不尽な仕打ちを受けることを自分の心の中で正当化できなかったのだが、これは好みの問題なのかもしれない。いずれにせよ、パッとしたヤマがなかったことはなんとも残念だ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
『水曜日のダウンタウン』放送中にニュース速報も… まさかの内容に視聴者ズッコケ?「ビビった」「名古屋を感じる」
Sirabee / 2024年9月20日 12時0分
-
服部潤、バラエティナレーター界に抱く危機感と期待 『水曜日のダウンタウン』を低トーンで読む理由
マイナビニュース / 2024年9月18日 6時0分
-
TBS『水曜日のダウンタウン』『クレイジージャーニー』継続 松本人志活動休止の影響は「ないと言ったら嘘になる」
クランクイン! / 2024年9月5日 18時30分
-
「水曜日のダウンタウン」ドッキリ企画出演の美人女子大生が話題「可愛すぎる」「ファンになった」の声
モデルプレス / 2024年9月5日 15時31分
-
ダウンタウン浜田雅功が“引き際”率直告白 その言葉「泣けるね...」 テレビでは「やり尽くした感」
ORICON NEWS / 2024年8月26日 18時24分
ランキング
-
1神田沙也加さん元恋人・前山剛久、出演舞台が中止 関連インスタを全削除 厳しいコメント殺到していた
スポニチアネックス / 2024年9月21日 21時4分
-
2「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠で真田広之が渡辺謙をついに凌駕 「英語力」「謙虚さ」が生んだ逆転劇
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月21日 9時26分
-
3てんちむ「批判殺到で言いますが」ドキュメンタリー突然の終了発表 号泣&絶叫シーンが物議に
スポニチアネックス / 2024年9月21日 19時49分
-
4「顎のラインがない」ローランドの“ふくよか”激変にツッコミ殺到、尾を引く「デブは甘え」発言
週刊女性PRIME / 2024年9月21日 17時0分
-
5「実業家アピールか」益若つばさ、ふさわしくない服装での工場見学に“あざとい”の重ね塗り
週刊女性PRIME / 2024年9月21日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください