NHKドラマ『炎上弁護人』が描いたネットのリアルとは?
メディアゴン / 2019年1月5日 16時45分
和田海作[メディアゴン編集部]
***
昨年末12月15日に放送のNHKドラマスペシャル「炎上弁護人」を見た。
インターネット上では、日頃から「炎上」という現象が頻繁に起こっており、実際の火事と同様にボヤから大火事まで、大小日々どこかで炎上が発生している。最近では、有名人だけでなく、一般人であっても炎上の危険が身近に潜んでいる。
本作も一般的な主婦が、ツイッターで呟いた一言(日常生活における不満)をきっかけに炎上を巻き起こすあらすじになっている。
「そもそも、ネットで書き込みをする奴なんていうのは、ろくな人間ではない。現実社会では面と向かって対した意見も言えないようなクズ人間の集まりだ。実名をさらして同じ意見を言えない小心者が、架空の自分になりすまし言葉の暴力を振りかざしているにすぎない」
たとえば、このように私がコメントしたとすれば、炎上する可能性があるのだろうか。この文章を読んだときにうまれる、怒りや憎しみ、喜びといったものこそが、その人が持つ本来の感情だ。
「共感」を持つ読者もいれば、逆に「反感」を抱く場合もあるだろう。どちらもコントロール出来ない素直な感情だ。しかし、その先にある行動がリアルとネット社会では、少々違っているようである。現実社会では面と向かって本音で伝えられないことも、ネットの匿名性が故に攻撃的な言葉を武器にした意見を発する場合がある。そこでは、心の奥底に埋もれている激しい感情がマグマのように一気に溢れ出る。もしかしたら、ネット社会にこそ人々の本音が吐き出されているのかもしれない。
ドラマでは「ネットは現実じゃないの?」という台詞があった。非常に考えさせられる一言だ。
ネットもリアルもどちらも人が創り出した世界であり、その境目は意外と曖昧だ。日常生活で押し殺しているもう一人の自分が出現していることに気づいたとき、ネットの先にいる相手の顔を想像してもらいたい。
この記事に関連するニュース
-
橋本環奈、広瀬すず「朝ドラ女優にアンチ湧く」ワケ なぜNHKの朝ドラに主演すると過剰に叩かれるのか
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 9時0分
-
清野菜名、月9初主演「とても光栄」 一度聞いた声は忘れない、新人指令管制員に
映画.com / 2024年11月19日 5時0分
-
清野菜名、初のゴールデン帯ドラマ主演! 『119エマージェンシーコール』1月スタート
クランクイン! / 2024年11月19日 5時0分
-
清野菜名、フジ“月9”初主演 新人指令管制員役「とても光栄」【119エマージェンシーコール】
モデルプレス / 2024年11月19日 5時0分
-
『さよならプロポーズ』年下彼氏、結婚が見えないセックスレス彼女に鋭い一言「結婚じゃなくて別れも」
エンタメNEXT / 2024年10月31日 18時24分
ランキング
-
1東野幸治「大谷」めぐり「こんなにブーイング出るとは」とニヤニヤ謝罪「求めてるの俺しかいない」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 14時52分
-
2「菅田将暉の弟」として紅白報道される現実…“きょうだい芸能人”が2世以上に過酷なワケ
女子SPA! / 2024年11月23日 15時46分
-
3A.B.C-Z塚田僚一プロデュース“塚☆リカ”活動休止を発表 本人から申し出「お勉強をしたい」「旅に出たい」【全文】
モデルプレス / 2024年11月23日 19時0分
-
4BIGBANG再集結 G-DRAGONにSOL&D-LITE合流の伝説級ステージに京セラ興奮【2024 MAMA AWARDS DAY2】
モデルプレス / 2024年11月23日 16時50分
-
5「すごくひねくれてる」広瀬すずが大河俳優に“余計なひと言”で批判殺到、蒸し返される“音声さん”炎上
週刊女性PRIME / 2024年11月19日 21時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください