<変化ないのに?>矢田亜希子の髪型がニュースになっている謎
メディアゴン / 2019年5月7日 7時30分
メディアゴン編集部
***
テレビ番組の内容を紹介したり、番組内のタレントの発言にツッコミを入れるだけだったり、SNSの投稿を記者会見でもしたかのごとき書き方で掲載する手軽(粗悪?)なネットニュースの濫造が問題になっている。
取材や調査をすることなく、「釣りタイトル」でクリックさせて、あとは既存情報の二次利用・・・といったニュース性の乏しいニュース作成手法に辟易としている人は多い。最近ではテレビの情報番組でさえ、ネット情報の二次利用や紹介だけで成立しているコンテンツが散見される。そのような番組を目にすると、テレビというメディアが持つ本来の役割が、もはやすでに失われていることに気づかされる。
そんな中、5月6日の「スポーツ報知」に目を疑うような記事があった。「矢田亜希子、新ヘアスタイル公開」という記事だ。一部のニュースサイトではトピックスになって掲載されているので、どんなニュースなのかとクリックしてみると、その内容に驚かされる。
女優の矢田亜希子がインスタグラムに投稿した「髪の毛をカラー、トリートメント、カットしました」という内容を紹介しているだけの記事なのである。もちろん、矢田亜希子が丸坊主にしたとか、モヒカン刈りにしたといった「新ヘアスタイル」であればニュース性はあるだろう。しかし、そうではない。一般的にはほぼ変化の確認できない「いつものように美容院にゆきました」という程度のヘアスタイルなのだ。
さすがにこれではニュース性も事件性も話題性もない。公共性もほぼない。しかし、スポーツ新聞の記事になり、それがネットへと転載され、拡散されているのだ。このニュース(?)を目にして得られる情報は何なのか? 誰が求めている/誰に向けられた情報なのか? 面白いポイントはどこにあるのか? 理解に苦しむ。ちょっと昔であれば「なぜこんな記事がニュースになっているのだ」と苦情があってもおかしくない。
このような「無意味な情報」がニュース化されることが、多くの人たちにとって当たり前になっている。「無意味なニュース」に対して不感症になってしまっている現実は、実は非常に恐ろしいことであるように思う。若者たちを中心に、我が国の「無意味ニュースへの不感症」は顕著だ。さらに言えばフェイクニュースを読み解く力の低さも気になる。
「無意味なニュース」がニュースになっている現状を報道する大手メディアはないのだろうか?
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
コタツ記事は本当に「悪」なのか。国内外メディアが抱える現実と、コタツ記事を増幅させる「正体」とは
オールアバウト / 2024年4月27日 21時25分
-
「ラヴィット!」矢田亜希子に予想外の展開 トレンド入りの反響「ある意味凄い」
モデルプレス / 2024年4月24日 10時39分
-
「著名人の詐欺広告」で問われる"無料ネット社会" 生成AIが生み出すコンテンツは著作権違反か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 9時0分
-
「著名人の詐欺広告」で問われる"無料ネット社会" 生成AIが生み出すコンテンツは著作権違反か
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 11時0分
-
「ラヴィット!」人気芸人が矢田亜希子にキス寸前 生寸劇に反響続々
モデルプレス / 2024年4月10日 11時21分
ランキング
-
1プベルル酸上回る量の物質を検出 紅こうじ、被害主因の特定難航か
共同通信 / 2024年5月7日 22時10分
-
2逮捕の内縁夫、殺害された夫婦を「パパ、ママ」信頼寄せられる 那須2遺体、捜査は新局面
産経ニュース / 2024年5月7日 20時46分
-
3自民党本部、派閥「氷代」肩代わり…不記載議員も、「不当な二重取り」批判
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月7日 21時2分
-
4【解説】娘の内縁の夫と知人を逮捕 事件主導か… 元神奈川県警捜査一課長に聞く
日テレNEWS NNN / 2024年5月7日 21時13分
-
5「体を傷だらけにしてやろうと」西新宿のマンションで50代男が20代女性をナイフで刺す 女性は死亡 殺人容疑に切り替え捜査の方針 警視庁
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月8日 7時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください