<TBS「週刊さんまとマツコ」>悩みなき萬斎娘・野村彩也子アナに悩み相談させるのは残念
メディアゴン / 2021年6月25日 7時30分
![<TBS「週刊さんまとマツコ」>悩みなき萬斎娘・野村彩也子アナに悩み相談させるのは残念](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/mediagong/mediagong_32210_0-small.jpg)
ただの面白いおじさんでないことは、おそらく世の中の殆どの人が感づいているだろうが、明石家さんまはエンタテインメントに関しての天性のカンと、そのカンを最も効率よく動かすための脳を持つ。コンピュータに例えるなら世界トップレベルの「スーパーコンピュータ富岳」である。
その「富岳」がフル回転で回ったところを目撃できたのが、6月14日の『週刊さんまとマツコ』(TBS)である。どうやら番組は「二人がスタッフが提示する様々な企画をやってみる」のがコンセプトとも言えぬレヴェルのコンセプトであるようだ。この日の企画は『人生相談』である。
『タモリはんのところへ行ってこい』
まず、スタッフが出したフリップに対するさんまからのダメ出し。さんまはこういう何気なく、あまり考えもなしに、仕事をした実感が得たいが為の自己満足で、出してしまう道具やフリップに対して実に厳しい。
出したフリップは『悩み事を相談したい芸能人ランキング』で、女性は2位がタモリ、3位がマツコ。男性は1位がタモリ、4位がマツコ、7位にさんま。全体では、1位タモリ、2位マツコ、さんまは10位内の登場せず。それに対するさんまの答えが『タモリはんのところへ行ってこい』であった。まさしくさんまの暗黒面(ダークサイド)である。
[参考]『週刊さんまとマツコ』はなぜそっちへ行った?残念な理由
このフリップは番組全体企画のフリであるから、非常に大事なのだが、まずフリになっていないとのさんまからの厳重抗議が発せられたのである。笑いにおけるフリであるから、返しはボケという手もあるが、さんまはボケない。マツコがボケにしようと言葉をはさむが、さんまはノラない。マジで返したまま。それはつまり、さんまはこのフリップ自体が必要ないとも言っているのである。たしかにいらない、それより早く内容に入るのが大事だ。
「このシークエンスごと編集でカット」の決断があってよかったかもしれない。編集はディレクターから演者への心のこもった手紙である。さんまは自分が出た番組は全部見るからなおさら。このくだりが多く残っている編集を見てなにを感じたのだろうか。
『なかってもやってくれたらええねん』
そして本編。最初の悩みを持って登場したのが、狂言師・野村萬斎の娘であるTBSアナウンサーの野村彩也子。つくられた悩みであることがミエミエで気持ち悪いというのが率直な感想。スタッフが「父が偉大すぎて仕事・恋愛悩みだらけ」とサブタイトルにまとめてある。
さんまは昔から女子アナに厳しい。それは彼女たちが大学を出てほとんど苦労もなくテレビ界の真ん中に立っていられるからである。さんまほどテレビの真ん中に立つために努力を重ねてきた人はいない。あらゆる艱難辛苦を乗り越えて、やっと出られたテレビ。それに比べてポッと出の女子アナ。信じているのは八木亜希子アナくらいか。さんまは自負があるからなおのこと厳しいのは当たり前である。
ここは早く、具体的な話に持っていったほうがいいと判断したのだろう。野村アナが父親に男性の話ををすると渋い顔をすると言ったのを捉えて「渋い顔して、どう言うの?」と問う。チャンスだが野村アナは受けきれない。つくった悩みだから具体性には乏しい。諦めたさんまの口から漏れたのが『なかってもやってくれたらええねん』。優しい言い方であるが、芸人ならアウトだぞ、とさんまは言っているのだ。
『ちゃんとやってくれ』
情報番組やバラエティ番組をやりたい、と言う野村アナに狂言を使った天気予報をやらせる。野村アナは中途半端にできてしまう。これは最も残念な結果である。彼女のせいではなくやらせたスタッフのせいだが、寒いとか痛いに近い。娘IMALUの話や、何度か聞いたことのあるさんま・大竹しのぶの結婚生活秘話が悪目立ちしたことも残念。この部分が光明面(ライトサイド)として光輝くにはどうすればよかったのだろう
もうひとり芸人ゲストが登場するが、それに関しては「2つ用意したから2つやる」との考えは間違っているのではないかと述べておきたい。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
マツコ、34年前の明石家さんまの家族写真に大興奮 「こんな顔見たことない!」
Sirabee / 2024年7月20日 12時0分
-
「自分で首絞めちゃった」マツコも深く共感…49歳で再ブレイクした永野の“毒舌”はなぜスゴいのか――てれびのスキマ「テレビ健康診断」
文春オンライン / 2024年7月20日 7時0分
-
明石家さんま、「オールスター感謝祭」VTRに反応「紳助、出せ! 紳助!」
スポーツ報知 / 2024年7月18日 22時41分
-
目を見張る市川團十郎の13役“ワンマンショー” 「星合世十三團」に客席どよめく
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月11日 9時26分
-
永野 「50歳になったらやりたくないこと」の1つは大喜利「一個も浮かばない」
東スポWEB / 2024年7月7日 15時24分
ランキング
-
1「大谷の件といいクソすぎる」フジテレビに批判殺到!猛暑にマラソン…井上咲楽ドクターストップが物議
週刊女性PRIME / 2024年7月21日 21時10分
-
2《全文公開》俳優・中野英雄が明かした“28歳下女優と4連泊→元妻宅”「二重生活」の真実「もう男性機能がダメなの」「息子の仲野太賀は『母さんがいいなら…』と」
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 7時20分
-
3高嶋ちさ子、ダウン症の姉&近藤真彦とのスリーショット! 姉の言動に「ぶん殴ってやろうかと」明かす
オールアバウト / 2024年7月22日 11時35分
-
4現在44歳「再現ドラマの女王」美ぼうにネット騒然「めっちゃキレイ」まさかの収入額に驚愕「マジかよ」
スポーツ報知 / 2024年7月22日 15時35分
-
5「鬼滅の刄」人気美女声優 新作フォトブックで大胆&貴重カットが満載 魅力を惜しみなく披露
よろず~ニュース / 2024年7月21日 23時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)